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【全日本】諏訪魔 世界最強タッグVで2つの悪夢消す

2017/12/11(月) 16:50配信

東スポWeb

 全日本プロレスの暴走男・諏訪魔(41)が10日、2つの悪夢を払拭することを誓った。石川修司(42)とのコンビで出場中の「世界最強タッグ決定リーグ戦」は5チームが首位で並び、最終公式戦(12日、東京・後楽園ホール)の結果で優勝が決まる。空前の大混戦の中、諏訪魔は2年前の同リーグ戦での苦い思い出、さらには昨年の正月に起きた悲劇を記憶から抹消するため、優勝トロフィーを手にする決意を固めた。

「山あり谷ありのリーグ戦だったな」。新潟からの移動日となったこの日、諏訪魔はここまでの苦闘を率直に表現した。開幕前は優勝候補筆頭とされた2人だったが、まさかの連敗スタートとなった。誤爆を機に険悪となるも、その後に何とか和解。諏訪魔のラストライドと石川のスプラッシュマウンテンを合体させた「ラストマウンテン」を開発し、この技で一気に首位に並んだ。

 分裂危機から抜け出すことができたのは、今リーグ戦にかける諏訪魔の思いが強かったからにほかならない。「何としても優勝しなきゃいけないんだよ。だって宮原(健斗)と優勝した年のことが今でも気分悪いんだよね。表現は汚いけどケツがふけてない感があるなって」とその理由を明かした。

 忘れもしない。2年前は宮原健斗(28)とのコンビで制覇(2015年12月6日の大阪大会)するも、優勝を決めた直後に仲間割れを起こした。しかも先に手を出したのは諏訪魔のほうで、優勝の余韻に浸ることすらできなかった観衆からは非難の声が殺到した。当時を振り返り「俺の責任かって? まあ、あの時は適切な判断を下しただけだよ。だから今があるんだし」と弁明したが、暮れの祭典をブチ壊した“前科”を消したい思いは強い。

 さらにはもう1つの嫌な過去が諏訪魔の背中を押す。新年のスタートとなった昨年1月2日後楽園大会では3冠ヘビー級王者として秋山準(48)の挑戦を退けたが、この試合で右足アキレス腱を完全断裂。半年間の欠場を強いられた。昨年の例にならえば、リーグ戦覇者は来年の正月決戦(2日と3日、後楽園)での世界タッグ王座挑戦が濃厚なため「いまいましい正月とはオサラバしたい」という好機が到来するのだ。

 公式戦最後の相手は同じく首位の宮原、ヨシタツ(40)組。「2人とも泣かしてやるから!」と諏訪魔は不気味な笑みを浮かべた。負の記憶と決別するためにも、大混戦のリーグ戦を締めくくる。

最終更新:2017/12/11(月) 16:50
東スポWeb