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ニュース女子、ネット上の動画は削除せず DHCは「誹謗中傷に屈しない」との見解変えず

2017/12/16(土) 12:11配信

BuzzFeed Japan

東京MXにて1月2日に放送された「ニュース女子」の沖縄基地問題の特集。

BPOの放送倫理検証委員会は、12月14日の会見で「重大な放送倫理違反がある」との判断を下した。しかし、ネット上には動画がアップされたままである。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

ここ数年で、BPO審議入りになった番組を振り返ってみる

問題の放送回では、「沖縄緊急調査 マスコミが報道しない真実」「沖縄・高江のヘリパット問題はどうなった?過激な反対派の実情を井上和彦が現地取材!」などと題し、沖縄・高江の米軍ヘリパッドへの反対運動を報じた。

番組内で、米軍ヘリパッド建設に反対する人たちを「テロリスト」と表現し、「日当をもらっている」「組織に雇用されている」などと伝えた。また、日当については市民団体「のりこえねっと」が払っていると指摘した。

委員会は14日の会見で、「重大な放送倫理違反があった」との意見書を公表した。指摘したのは以下の6点だ。

・抗議活動を行う側に対する取材の欠如を問題としなかった
・「救急車を止めた」との放送内容の裏付けを確認しなかった
・「日当」という表現の裏付けを確認しなかった
・「基地の外の」とのスーパーを放置した
・侮蔑的表現のチェックを怠った
・完パケでの考査を行わなかった

委員会は、検証のために2回現地での調査をした。その上でニュース女子が報じた内容を否定。

委員会が「重大な放送倫理違反」と判断するのは、フジテレビ「ほこ×たて」、NHK総合「クローズアップ現代」に続き3件目で、極めて重い判断である。

東京MXとDHCテレビジョンに聞く

「ニュース女子」は東京MXで放送されたが、制作は化粧品大手DHCグループ傘下「DHCテレビジョン(旧・DHCシアター)」が担っている。

スポンサーが制作費などを負担し、制作会社が番組を作って、放送局は納品された完成品(完パケ)を放送するいわゆる“持ち込み番組”だ。

問題の放送は、「放送倫理違反があった」との判断が下された後もYouTube上にアップされたまま。

東京MXはBuzzFeed Newsの取材に対し、「番組『ニュース女子』は、当社に製作著作のある番組ではなく、また、当社がYouTubeにアップしたものではございません。よって、削除も当社の範疇ではございません」と回答した。

たしかにアップしているのは「DHCテレビジョン」のYouTubeチャンネルである。

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最終更新:2017/12/16(土) 16:53
BuzzFeed Japan