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Netflixの制作現場、何がすごい? 監督が語るTVドラマとの違い

2017/12/17(日) 17:00配信

BuzzFeed Japan

Netflixオリジナルドラマ「僕だけがいない街」(全12話)の配信が12月15日に始まった。人気漫画を原作に、TVアニメ、実写映画に続き3度目の映像化となる。

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メガヒット作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「ナルコス」など、高クオリティな映像と骨太なストーリーで世界で存在感を増すNetflixのオリジナルドラマ。

地上波ドラマでも、劇場映画でもない形での「漫画実写化」には、これまでとどんな違いや苦労、メリットがあったのだろうか。

下山天監督に、既存の映像作品との制作スタイルや環境の違いを聞いた。

12話のドラマではなく「6時間の映画」

「体裁は連続ドラマですが、作り手としては1本の長い映画。12話の積み重ねではなく、6時間の映画を12分割している意識です」

TVドラマと今回のNetflixドラマ、作り方は違いましたか? そんな質問に下山監督は迷わずこう答える。

具体的に、TVドラマよりも映画に近いポイントとして以下のような点をあげる。

・撮影機材は4Kカメラ、5.1chサラウンド
・クランクイン時点で脚本は最終話まで決定稿
・撮影オールアップしてから編集作業を開始
・全話を通し、ひとりのクリエイターが演出面で責任を持つ

通常の連続テレビドラマの場合、2~3人の演出家が数話ずつ受け持ち、撮影と編集を交互に進めていくことが多い。3カ月に渡る撮影を一人が演出する今作は、確かに作り方としては映画のスタイルに近い。

「日本のドラマ制作では考えられない現場で最初は戸惑いましたが、純粋に創作に費やせる時間が長いので、クリエイターとしてのモチベーションは圧倒的に違いました」

「技術的なクオリティへの要求は、テレビの現場では経験したことのないレベル。邦画の標準的なラインと比べても同程度どころか少し高いくらいかもしれません」

「演出家が複数人いると、それぞれの好みで指示が異なるシーンも出てきてしまう。指揮系統が統一できたことで、現場のスタッフにもチームとしてのモチベーションが生まれやすく、スムーズに撮影を進められたように思います」

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最終更新:2017/12/17(日) 17:44
BuzzFeed Japan

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