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「あれは不倫ではなかった」 セクハラを苦に自殺した娘。サイゼリヤを訴えた遺族の無念

2017/12/18(月) 6:02配信

BuzzFeed Japan

恋愛か、セクハラかーー。上司と部下の関係をめぐり、裁判が起きている。自殺した部下の女性は日記に、望まない関係だったと記していた。セクハラであれば、会社は責任を問われる。何が起きていたのか。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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ファミリーレストラン「サイゼリヤ」の関東地方の店舗に勤めていた20代の女性が2014年の冬、自宅アパートのベランダでロープで首をつって自殺した。

女性の自宅アパートには半年間にわたって、その店舗の副店長だった既婚男性が頻繁に上がりこみ、望まない身体接触や性交渉を何度も強いられていた。

女性は、友人にLINEで、副店長の距離感が「近すぎる」と相談し、日記でも「こんな関係はもうやめたい」といった趣旨の記述をしていた。

上司の立場を利用したセクシュアル・ハラスメントがあった、またセクハラ防止の措置をしなかったなどとして、女性の両親らは2015年7月、副店長らとサイゼリヤを相手取り、計約9790万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

「いろいろあるの」と娘は笑った

「娘は、付き合っているつもりはなかったと思います」

原告の1人である女性の父親は、BuzzFeed Newsの取材にこう話す。

訴状や父親によると、女性は高校卒業後、サイゼリヤでアルバイトを始めた。仕事ぶりを認められ、正社員への登用を視野に2013年秋から、副店長から業務上のトレーニングを受けるようになった。

女性は副店長の仕事ぶりを尊敬していた。しかし、トレーニングを名目にした副店長の接近には戸惑っていた。

副店長が休憩室で「半分こしよう」と同じ椅子に腰掛けてきたり、耳や髪を触ったり、後ろから抱きしめたりした、と女性は記録に残している。

女性が距離を置こうとすると、激怒したり無視したりと態度を豹変させた。「死ねばいい」などの暴言もあったという。

この頃の娘の様子を、父親は振り返る。

「サイゼリヤの仕事にあまりに一生懸命なので、『なんでバイトなのにそんなに熱を上げているの?』と聞いたら、『いろいろあるの』と笑っていた。正社員になるために必死で頑張っていたようでした」

女性にとって副店長は、正社員への昇格がかかった存在だった。

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最終更新:2017/12/18(月) 18:27
BuzzFeed Japan