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「もう二度とやらない」バイト感覚のつけ

2017/12/19(火) 14:06配信

佐賀新聞

 「アルバイトのつもりでやった」-。中国籍の男は法廷でうつむきがちに話した。通販大手サイト「楽天」の他人のアカウントに接続し、不正アクセス禁止法違反などの罪に問われた飲食店従業員の被告(25)=千葉県市川市。今年春、中国のチャットサイトで知り合った「IDの人」と呼ばれる別の中国人からの依頼が事の発端だった。

 「ショッピングサイトにログインし、ポイントを使って買い物をする仕事」を紹介された。報酬は1日1万5千円。ログイン名が日本人ばかりで不審に思ったが、「自分が買い取ったものだから問題ない」と説明され、買い物を続けた。

 その後「もっと効率的にやって」と言われ、チャットサイトに求人を掲載。応募してきた中国人2人と日焼け止めなどを購入した。この商品は中国で人気が高く、被告は転売目的で都内の業者に売り、報酬を受け取っていたという。

 被告も、先に執行猶予付きの有罪判決が出た2人も「罪になるとは思わなかった」と口をそろえた。一人は留学生で、「少しでも自立しよう」と考えて自ら応募し、加害者になってしまったという。

 「もう二度とやらない」と反省の姿勢を示した被告。2人を巻き込んだが、「上の人間からの指示を受けていた」などとして執行猶予が付いた。(懲役2年6月、執行猶予4年)

最終更新:2017/12/19(火) 15:09
佐賀新聞