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今年世界最大級 カムチャッカで大噴火 噴煙の高さは一時15kmに

2017/12/21(木) 11:32配信

ウェザーニュース

 ロシアのカムチャツカ半島に位置するベズイミアニ山で日本時間昨日20日(水)12時45分頃に噴火が発生、噴煙高度では2017年で世界最大級の噴火となりました。

 カムチャツカ火山噴火対策チーム(以下KVERT)の事前の発表では「強いガスと水蒸気の噴出が継続している。ビデオデータより、溶岩ドームの南東側で熱い雪崩の発生が確認でき、数時間以内に、10⁻15㎞に及ぶ大規模な噴火の可能性がある。国際線や低空飛行の飛行機に影響を及ぼす可能性がある」とあり、その直後の噴火となりました。

 カムチャツカ地球物理探査局(KBGS)がビデオデータより、15000m(49200ft)の噴煙が確認されています。

 日本では2013年に鹿児島・桜島での噴火で、噴煙が海抜6,000mまで上ったことが目立った高さとして記録されています。
火山の標高自体が異なるとは言え、日本における近年の噴火と比較するとベズイミアニ山の噴煙高度が、かなりの高さにのぼったことがわかります。

空の便、アジアー北米間に影響か

 カムチャツカ半島付近は、アジアと北米を航空機が飛び交うエリアです。

 今回の噴火後、20日夜遅くには強い火山灰の噴出活動は低下し、噴煙は山頂から切り離され、北東方面へ。また、15㎞近くまで上がった噴煙は21日8時過ぎには確認できなくなりました。

 ただし、現在もベズイミアニ火山の周辺には約7,600mの高度に噴煙が分布。21日はベーリング海の西~カムチャツカ半島北部~オホーツク海北部で滞留する可能性があり、KVERTによると今後も10kmに及ぶ大規模な噴火の危険性はあるとして、国際線や低空飛行の飛行機に警戒を呼び掛けています。

 火山灰は航空機のエンジンに吸い込まれるとエンジン停止の事故につながったり、窓が擦りガラス状になり視界が利かなくなる恐れがあるため、航空機は火山灰のエリアを避けて飛行する必要があります。流れる噴煙の方向によっては、運航計画に影響を及ぼす可能性があります。

 しばらくは、各エアラインの最新の情報を、随時御確認下さい。

ウェザーニュース

最終更新:2017/12/21(木) 11:55
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