ここから本文です

浦和、来季の補強ポイントは?消化不良の2017年を払拭できるか

2017/12/22(金) 18:00配信

VICTORY

日本でも有数のビッグクラブである浦和レッズ。今シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジア代表としてクラブW杯にも出場した。しかし、リーグ戦では7位にとどまり、天皇杯でも早期敗退。来季はACLにも出場できない。国内タイトル獲得がノルマとなる来季に向けて、どのような補強が必要か。(文=VICTORY SPORTS編集部)

監督解任もリーグ戦の結果は好転せず

AFCチャンピオンズリーグ(以下ACL)を制して10年ぶりにクラブW杯に出場した浦和レッズ。アジア代表として日本のクラブが同大会に出場したのは9年ぶり、国外開催の大会には初めて参加したが、世界への挑戦という意味では消化不良になってしまったと言わざるを得ない。

開催国枠で出場したアル・ジャジーラに勝利すれば、世界ナンバーワンの呼び声も高い、欧州王者のレアル・マドリーと対戦することができた。誰もが、この試合に参加意義を見出して、「一つ勝たなければ始まらない」という思いでアル・ジャジーラ戦に臨んだ。しかし、0-1で敗れるという失態を犯してしまい、レアル・マドリーとのドリームマッチは、夢のまま終わってしまった。その後、5位決定戦でアフリカ代表のウィダード・カサブランカに3-2で勝利したが、浦和の挑戦は志半ばで潰えたと言っていい。

日本屈指のビッグクラブである浦和だが、来季はACLに出場できない。世界への道は閉ざされているため、国内タイトル獲得は単なる目標ではなく、ノルマと言える。同時に、再び世界の舞台へ戻るための地盤作りもしなければならない。しかし、それも簡単なことではない。シーズン途中で監督交代に踏み切り、結果最優先で守備的な戦い方を選択し、強い気持ちで戦ったACLこそ制したが、リーグ戦に目を移せば、決して状況は好転していないからだ。

今季のJ1リーグ戦、浦和の最終順位は7位だった。7月29日の北海道コンサドーレ札幌戦を0-2で落とした直後に、ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督を解任し、堀孝史監督をコーチから昇格させたが、前監督の下での最終順位だった8位から順位を一つ上げたに過ぎない。しかも、ペトロヴィッチ監督が指揮した20試合で得た勝ち点は29。20試合で獲得可能な勝ち点は最大で60のため、勝ち点獲得率は48.3%になる。一方、堀監督の下で戦った14試合で、獲得できた勝ち点は20。こちらの勝ち点獲得率は47.6%であり、わずかながらも減少しているのだ。

つまり、監督交代後も状況は好転しておらず、今のままでは来季の戦いも決して簡単ではないだろう。浦和がより強いチームになり、タイトルを獲得するために、補強は欠かせない。現在、浦和から正式に発表されているのはMF山田直輝が期限付き移籍をしていた湘南ベルマーレから復帰することと明治大からDF柴戸海が入団すること、ユースからMF井澤春輝、MF荻原拓矢、DF橋岡大樹の3選手が昇格することのみ(※井澤は徳島へ期限付き移籍)。その他では、ヴィッセル神戸からDF岩波拓也、横浜F・マリノスからFWクエンテン・マルティノスの獲得が濃厚とも言われている。

1/3ページ

最終更新:1/1(月) 10:18
VICTORY

スポーツナビ サッカー情報