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いしかわ歴史遺産に国府、禅文化、古墳群 県教委、3件認定

2017/12/23(土) 1:34配信

北國新聞社

 石川県教育委員会は22日、日本遺産の県版に当たる「いしかわ歴史遺産」に新たに3件を認定した。3件は、来年立国1300年を迎える能登国府(七尾市)、總持寺祖院と能登の禅文化(輪島、羽咋市)、能登の古墳群(中能登、羽咋、志賀3市町)のいずれも能登地区で、それぞれテーマに複数の文化財を関連付けて物語性を持たせた。制度創設3年目となり、認定件数は11件となった。

 七尾市は「能登国府を探る~能登立国1300年~」と題し、能登立国に至る背景や国司の役所「国府」の存在を示す文化財をまとめた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された青柏祭(せいはくさい)の曳山(ひきやま)行事など、古来から受け継がれてきた祭礼も合わせてアピールする。

 輪島、羽咋市は「能登の禅の古刹(こさつ)と古道を歩く~永光寺から總持寺へ~」のテーマで、古刹總持寺祖院と永光寺(ようこうじ)、曹洞(そうとう)宗總持寺二祖の峨山韶碩(がざんじょうせき)禅師が往復して勤行した「峨山道(がざんどう)」を中心とした能登の禅の歩みを物語にした。古道をたどる峨山道巡行やトレイルランも紹介する。

 中能登、羽咋、志賀の3市町の「能登の王墓~半島を舞台に躍動したノトの王~」は、雨の宮古墳群をはじめ、能登に王墓が数多く築かれたことをストーリーにまとめた。時代を経ても地域の人たちに祈りをささげる場所として継承され、「能登上布」などさまざまな文化や伝承を生み出してきたことを伝える。

 今年度は10市町から6件の申請があった。県教委は2020年度までに20件程度を認定する予定としている。

北國新聞社

最終更新:2017/12/23(土) 1:34
北國新聞社