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【川崎】F東京・大久保が異例の1年出戻り 年俸半額6000万円で合意

2017/12/25(月) 4:53配信

スポーツ報知

 川崎が、昨季まで4年間在籍したF東京のFW大久保嘉人(35)を完全移籍で獲得することが24日、分かった。関係者によると、すでに条件面で合意し、近く正式発表される。国内クラブで1年での出戻りは異例。3年連続得点王に輝いた古巣での完全復活を望む大久保と、攻撃陣の充実を図るクラブ側の狙いが合致した。50%減の約6000万円の単年契約で、J1最多179得点のストライカーが再出発する。

 リーグ初制覇を果たした川崎に、希代の点取り屋が復帰する。複数の関係者によると、川崎とF東京の間では既に交渉がまとまり、条件面でも大久保と大筋で合意に達したという。年内にも正式に発表される見込みだ。

 大久保は川崎との契約を満了した昨オフにF東京へ移籍。契約を1年残すため、違約金が発生する。川崎はその分を考慮して年俸にも反映させ、50%ダウンの約6000万円(推定)になる見込み。契約期間も13年に神戸から加入した際は2年契約だったが、成績を残さなければ後がない単年契約を提示。大久保も了承し、退路を断った。

 さらに、FW小林悠(30)やMF阿部浩之(28)ら優勝に貢献したメンバーとは横一線の扱い。J1歴代最多179点を誇るストライカーでも、レギュラーの保証はない。これらの厳しい条件を全て大久保が受け入れた形で、国内クラブ間では、異例ともいえる1年での“出戻り”が成立した。

 今季F東京に移籍した大久保は右足首のけがもあり、28試合8得点と不本意な成績だった。13位に低迷したクラブは攻守でちぐはぐな試合が続き、ストレスで「(1本のミスでやられて)サッカーじゃなくて、ラグビーかな?と思っちゃう」と漏らしたことも。自問自答の結果、史上初の3年連続得点王に輝いた古巣への復帰を熱望した。

 川崎は来季リーグ連覇とACL制覇を見据えて各ポジションで強化を図る。「特に前線の層を厚くする」(クラブ幹部)と補強を進め、在籍4年間で82得点した大久保の決定力を評価した。

 大久保は史上19人目のJ1通算400試合まで、あと1としている。開幕戦で節目の記録を飾り、再出発の足掛かりにする。

 ◆国内クラブを移籍1年での出戻り

 MFラモス瑠偉は96年5月にV川崎(現・東京V)→京都→97年8月にV川崎へ復帰。MF坂本将貴は06年千葉→07年新潟→08年千葉へ復帰。MF野沢拓也は11年鹿島→12年神戸→13年鹿島へ復帰。GK秋元陽太は15年湘南→16年F東京→17年湘南へ復帰。

 ◆大久保 嘉人(おおくぼ・よしと)1982年6月9日、福岡・苅田町生まれ。35歳。小学1年でサッカーを始め、長崎・国見高で高校総体、国体、高校選手権3冠。2001年にC大阪に入団。川崎時代の13年から3年連続得点王。日本代表は10年南アフリカ、14年ブラジルW杯に出場。J1で通算399試合出場、179得点(歴代最多)。日本代表通算60試合6得点。家族は妻と4男。170センチ、73キロ。

最終更新:2017/12/25(月) 5:50
スポーツ報知

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