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松坂世代が迎える新年

2017/12/26(火) 11:00配信

ベースボールキング

白球つれづれ~第43回・黄金世代の去就

 所用のため名古屋に出掛けた。近年、下位に低迷するオラがドラゴンズだが地元のファンのチームに対する愛情は変わらない。酒の席で来季の中日の話題になると必然的にある男の去就に及ぶ。

「本当に活躍できるのかね?」

「もし、復活出来たら救世主になるわな」

 松阪大輔。来年には38歳を迎える。11月に3年間在籍したソフトバンクからの退団を発表した。

 年俸実に4億円の破格待遇を受けながら、一軍登板は2016年のわずかに1度で、未勝利。メジャー時代に痛めた右肩、肘の完全回復は実現しなかった。球団側ではそれでも育成契約かコーチとして契約を結んでリハビリの継続を打診したが、本人は自由契約の道を選んだ。そんな松坂に救いの手を差し伸べたのが中日だ。

 形式的には来年1月の入団テストを経たうえで、としているがオーナーの白井文吾も入団をほぼ認めているうえに、球団では一足早く「松坂グッズ」の手配を始めたとか。

 監督の森繁和、投手コーチの友利結とは西武時代から親交があり、横浜高校時代にバッテリーを組んだ小山良男まで二軍コーチとしている。太い人脈に加えて、投手陣そのものが再建途上で一人でも上積みの期待できる戦力が欲しいお家事情もある。

 おそらく年俸は2000万円程度。これで復活でも遂げれば万々歳。話題性や関連グッズの売り上げ増を見込めばそろばん勘定も弾けるはずだ。

球界を席巻した世代も…

 松坂を中心とした「昭和55年会」が球界を席巻したのは2000年代の初頭から10年頃だろう。横浜高時代に甲子園の寵児として名を馳せた松阪が西武に入団すると、いきなり3年連続の最多勝に輝く。

 1980年から81年の早生まれのゴールデンエージが高卒、大卒、社会人などから次々にプロの門を叩く。現在でも活躍する選手では和田毅(ソフトバンク)、藤川球児(阪神)、杉内俊哉(巨人)、小谷野栄一(オリックス)らがいる。

 ちなみに同年代でプロ入りした選手は91人を数える。その大半はすでに球界を去っているが、彼らは常に「松阪世代」と呼ばれ「55年会」として野球教室やチャリティーマッチを開催するなど球界の一大勢力として君臨してきた。

 そんな黄金世代も30代後半に差し掛かる。弱肉強食は野球界の掟とは言え、このオフの北風はことさら厳しい。

 ようやく進路が見つかりそうな松阪以外では、新垣渚がヤクルトから戦力外通告を受けて、古巣・ソフトバンクの球団職員として再出発。広島で名バイプレーヤーとして鳴らした梵英心も自由契約。実松一成は巨人から日本ハムで再出発を誓う。

 杉内や館山昌平(ヤクルト)は近年、大幅な給与カットを余儀なくされている。中でも巨人を自由契約となった村田修一は未だに進路が決まらない。

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最終更新:2017/12/26(火) 11:34
ベースボールキング