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一緒にいることが当たり前だった 愛猫を描いた漫画「ミーにごめんね、ありがとう。」が大切な日々を思い出すお話

2017/12/27(水) 20:15配信

ねとらぼ

 漫画家のくさか(日下幹之)さんが公開した漫画「ミーにごめんね、ありがとう。」が、あらためて大切なことを思い出させてくれる内容で話題になっています。

【画像】漫画の続き

 自身が5歳くらいの頃に知り合いからもらった子猫の「ミー」と出会ってから、一緒に成長して、一緒にいることが当たり前で、「猫又にでもなって不死身でずっと一緒に居てくれると、本当に思っていた」というくさかさん。

 そんなある日、当時中学生だったくさかさんは無性にイライラしていたこともあり、学校からの帰宅後にたまたま制服のまま居間へ。すると、疲れて座ったところにミーが側に寄ってきて前足をかけようとしたとき、「やめろ!膝に乗るな!!」「(白い)毛が付くだろ!!」と強い語調でミーに言葉を放ってしまいます。

 「ミーは悪くない。制服を脱がなかった自分が全て悪い」と振り返れば気付けるものの、「愚かな自分は、そんな事も分からなかった」と話すくさかさん。そして、その日からミーはだれの膝にも乗らなくなってしまいます。

 お互いに歳をとっていき、永遠に一緒にいると思えたミーも老猫に。生きている間はそのまま実家にいようと決めたくさかさんですが、家に来て19年目のある日突然ミーが倒れ、病院で最期だと知らされます。

 最期の日が来る覚悟はあるつもりだったというくさかさん。それでも倒れてからミーの健康を気遣い「ミーはもっと長生きするんだから……」と話していると、ふらふらのミーが前足で2度くさかさんの膝をつつきます。その久しぶりの“膝に乗りたい”という合図に気付いたくさかさんは、「いいに決まってるだろ…断るわけないだろ……」と涙をボロボロと流しながら、ミーを膝に乗せるのでした。

 中学生の頃の行動をそのとき思い出しては膝に乗らなくなったのがそれ以来だと気付き、「今まで何度我慢させていたんだと本当に反省した」とくさかさん。久しぶりに膝に乗ったミーの体は「驚くほど軽くなってしまっていた」そうです。ミーはその翌日に旅立ちました。出会ってから19年という長い時間を一緒に過ごしてきた、賢くて優しくて大人しかった家族へ「最期にわがままを言ってくれたミーにありがとう」と言葉を伝えています。

 頭では分かってはいても、家族や大事な人とずっと一緒にいることが当たり前だと感じてしまいがちな日々、いつかくる別れの日に後悔しないように、一緒に過ごす時を大切にしていきたいですね。

画像提供:@kskmkykさん

最終更新:2017/12/27(水) 21:12
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