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渋谷のラブホ街は空室だらけ、クリぼっちでアダルトグッズが好調…若者のクリスマスの過ごし方に異変が

2017/12/27(水) 17:00配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 経済効果約7000億円とも言われていたクリスマスの過ごし方に異変が起きているという。

 日本中が浮かれていたバブル期、クリスマスのラブホテル街は空室を探すカップルで溢れていた。男性たちは高級レストランやホテル、そしてティファニーのオープンハートなどを用意し、この日を特別な日にしようと精いっぱいの見栄を張った。女性たちもまた、それが当たり前だと思っていた。

 当時を知る世代に話を聞くと、「大学生だった。ホテルをとって部屋の中にクリスマスツリーを作ってバラの花びらを部屋にまき散らした。むちゃくちゃカネがかかって、一晩で20万くらい使った」(51歳男性)、「ヴィトンとかエルメスとか、そんなものをいただいた。嬉しかった」(50代女性)、「ホテルのスイートルームを借り切ってパーティーをやっていた。男の子も女の子もみんな一緒で」(57歳男性)と、思い出を語った。

 中でも人気だったのが「赤坂プリンスホテル」、通称“赤プリ“。コラムニスト・女優で、ラブホテル評論家の日向琴子氏は「女性もシティホテルに行きたがったし、なかなか予約が取れず、来年のやつを予約して帰る、みたいな状況だった」と振り返る。

■若者のラブホテル離れが顕著に

 しかしクリスマス直前の22日、渋谷の街で若者カップルに話を聞くと「(どこかに行ったりは)特にしない。いつもと変わらないのでは」と答えた。実際、24日夜に渋谷のホテル街を訪ねてみると、人通りも少なく閑散としていた。あるラブホテルでは、イブにもかかわらず3分の2が空室。従業員の女性は「暇だよ本当に。今日は特にひどい。クリスマスだからって伸びないよ、今は。何だか今は関係ないみたい」と話した。

 男性学が専門の田中俊之・大正大学准教授は「90年代以前は、結婚しなければ性行為ができなかった。ところがそれ以降、若者の意識が変わり、愛していれば性行為してもいいという風になり、90年代は一番若者が性行為をしている時代になった。また、今の若い世代は普通に“おうちデート“をする。『an・an』『non-no』といった女性誌のアンケートの選択肢にも、最初から“おうちデート“が入っている。デートとは恋人としかできない、何か特別な事をするものだと考えていた90年代の若者には理解できないだろう。しかし友達と恋人の境目とかデートと普通の遊びの境目が曖昧になってきているのが今の時代だ」と指摘する。

 そんな“若者のラブホテル離れ“の打開策として業界が目を付けたのは「インスタ映え」だ。東京有数のラブホテル街、墨田区錦糸町の「HOTEL TSUBAKI」は、今年2月の改装以来、満室状態が続いているという。ラブホテルのイメージとはかけ離れた、和風の落ち着いた内装。広報の石川さんに案内してもらった部屋は広さ約20畳、宿泊代は一泊2万円前後(曜日によって変動)。カップルだけでなく、女性客に限り複数名での宿泊もできるということもあって、女子会での利用も多い。露天風呂やカラフルなアメニティグッズも揃え、まさに“インスタ映え“だ。

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最終更新:2017/12/27(水) 17:00
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