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ひとりでお餅は「ダメ。ゼッタイ。」救急医が念押しする訳

2017/12/30(土) 10:00配信

ハフポスト日本版

お正月に欠かせないお餅。一方で、お餅が喉に詰まり、救急車で運ばれるのもこの時期だ。「ひとりでお餅は絶対に食べないで」。国際医療福祉大学三田病院(東京都港区)の志賀隆救急部長は念を押す。お餅に関する注意点を解説してもらった。(錦光山雅子/ハフポスト日本版ニュースエディター)

大みそか・元日ぐらいは休みたい。ロイヤルホストや大戸屋が、「年中無休」の看板を下ろし始めた。

■「お餅」で運ばれる人、1月に集中

東京消防庁のまとめによると、都内では2016年までの5年間に、お餅をのどに詰まらせ、542人が救急搬送されている。そのうち4割近くが1月に起きている。搬送された9割は65歳以上の高齢者が占める。

運ばれてきた人のうち、生命の危険が切迫している「重篤」やすでに死亡が確認されている人が4割近くいる。

志賀部長は「お餅を詰まらせたのが原因で亡くなる人は、自分の職場でも毎冬1人はいます。胃につながる食道と肺につながる気道が分岐する喉頭蓋(こうとうがい)の付近にお餅が引っかかり、あともう少しで窒息するところだったという人もいました。鉗子で取り出したら直径3センチのお餅が出てきた、なんてこともあります。多くはお年寄りですが、若い人だって大きな固まりをよくかまずに飲み込もうとしたら窒息します」

■なぜお餅が危ないのか

志賀部長によると、お餅が詰まる要因は二つあるという。

「まず、お餅自体の特性です。他の食材と比べ、ネバネバしているので、かみきりにくく、飲み込みにくい。ほかの食材なら、飲み込んだ時に誤って空気の通り道(気道)に入っても、肺炎を起こす程度ですが、お餅は道そのものをふさいでしまい、窒息の原因になる。さらに、ほかの食材なら咳き込んだら外に出ていくが、お餅は、ネバネバが邪魔して外に出にくいという特性がある。

「もう一つは人間側の要因です。高齢者は口の中が乾燥していて、お餅がくっつきやすい。加えて食べ物を飲み込む力(嚥下)、気道に入った異物を咳こんで外に出す力も、年齢が高くなるにつれ落ちてくる。80-90代だとなおさらです」

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最終更新:2017/12/30(土) 10:00
ハフポスト日本版