ここから本文です

ジェットコースターのように過ぎ去ったバイエルンの2017年…監督交代で見事な復活

2017/12/31(日) 18:19配信

GOAL

■激動の一年に

まるでジェットコースターのような2017年となった。常に安定した戦いを続けてきたバイエルン・ミュンヘンにとって例外と言える年となったことは間違いない。

光あれば影あり…「夏の移籍で失敗した15選手」には高額選手も多数

カルロ・アンチェロッティ前監督初年度となった昨シーズンは、ブンデスリーガこそ制したものの、DFBポカールではドルトムントの前に後塵を拝し、チャンピオンズリーグではベスト8でレアル・マドリーの前に敗れ去った。

期待外れなシーズンと呼ぶこともできるが、『Goal』の独占インタビューに応じたミュラーに言わせれば、「運が足りなかったに過ぎない」のかもしれない。しかし、それはあくまでも昨季の話である。

アンチェロッティ体制となって2年目は指揮官の色が定着し、盤石の戦いを見せると考えられていた。迎えた今シーズン、開幕2試合こそ連勝を飾ったものの、第3節のホッフェンハイム戦で早くも黒星を喫すると、チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンを相手に0-3と完敗し、アンチェロッティはあっさりと更迭されたのだった。

それから、噴出したのは選手たちの不満。重用されなかったジェローム・ボアテングが練習の強度不足を指摘したのを皮切りに、次々と“告発”が行われた。挙句、アリエン・ロッベンは「ユースでプレーする息子の練習のほうがまだ激しい」と皮肉たっぷりで前指揮官に否定的なコメントを残している。

バイエルンの不調が練習によるものかは明らかではないが、ピッチ上を見れば推測を立てることはできる。顕著だったのは攻撃→守備への切り替え。ジョゼップ・グアルディオラが指揮している時代からカウンターへの脆さは露呈していたが、アンチェロッティ政権となってより大きな弱点として顕在化された。ポジショニングが徹底されていないことに加え、取られた際にプレスの強度が高まらないため、カウンターは毎度のように決定的なピンチへとすり替わる。実際、アンチェロッティ最後の試合となったパリ・サンジェルマン戦の3失点もトランジションの遅さから生まれた。

1/2ページ

最終更新:2017/12/31(日) 18:19
GOAL

スポーツナビ サッカー情報