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巨人の2018年新打線を伊原春樹氏が診断

1/4(木) 17:07配信

東スポWeb

 今年のシーズンに4位からの巻き返しを狙う巨人。今オフは昨季中日で本塁打王に輝いたアレックス・ゲレーロ内野手(31)を2年総額8億円(推定)で獲得するなど、着実に補強を進めてきた。これで一気に厚みを増した2018年版巨人打線はどうなるのか。本紙専属評論家の伊原春樹氏がズバリ予想した。

【伊原春樹 新・鬼の手帳】今年からゲレーロが巨人に加わる。4番打者を失った中日にとっては痛いだろうが、外国人選手が金額のより高い方に行くのは仕方がない。

 日本1年目で35本塁打を放ったセ本塁打キングの加入は、巨人にとって間違いなく大きな補強となる。ラミレス(現DeNA監督)が退団した2012年以降、安定した4番打者がいなかった巨人に待望の大砲が入ったのは大きい。3番坂本勇、4番ゲレーロ、5番マギーのクリーンアップはセの他球団と比べてもかなり強力だ。

 右打者が3人並ぶことを心配する声もあるだろうが、私はそうは思わない。一流の打者は投手が右であろうと左であろうと数字はしっかりと残している。来日1年目のゲレーロは死球でイライラする場面が多く見られたが、これは今季も続くだろう。相手投手からすれば内角攻めをしなければ打ち取れない。死球を受けて頭に血が上ったゲレーロのケアが大事になってくる。

 その点、35歳のベテラン・マギーの存在は大きい。昨年はよくマウンドのマイコラス(現カージナルス)に言葉をかけてイライラを落ち着かせていたが、楽天での経験もあってリーダー的な存在感がある。中日では森監督がゲレーロを抑えていたが、由伸監督が通訳を挟んで話すよりもマギーに直接、抑えてもらった方がいい。

 クリーンアップが揃えば1、2番が重要になる。1番は中堅・陽岱鋼になるだろうが、私は3年目で足もある重信を中堅に推したい。陽岱鋼も年齢とともに走力の衰えは隠せないし、何より試合で使っていかなければ若手は伸びない。中堅は左翼ゲレーロの守備のフォローも重要になる。内野手では2年目の吉川尚もセカンドで積極的に使っていってほしい。

 捕手に関しては守備の堅い小林をメーンに、打撃のいい宇佐見を併用していけばいい。小林は17年の打率が2割6厘と低迷した。西武の炭谷も12年に1割9分4厘だったが、17年は2割5分1厘を打った。小林もそれぐらいは打てるようになる。宇佐見は出場試合で打棒をアピールしていくことがレギュラー奪取の糸口となる。

 阿部、長野に関しては6、7番で伸び伸びとバットを振ってもらえば、チームにとって大きな力になる。今季の巨人打線の得点力アップは間違いない。あとはマイコラスの抜けた穴を、野上と山口俊で埋められれば優勝争いに加われるだろう。フロントは戦力を十分に整えた。あとは由伸監督の手腕次第となる。(本紙専属評論家)

最終更新:1/4(木) 18:44
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