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広島・丸選手、出身地勝浦で満員の凱旋講演 「継続練習が大事」

1/5(金) 11:07配信

千葉日報オンライン

 千葉県勝浦市出身のプロ野球広島カープの外野手で、2017年にセ・リーグMVPに輝いた丸佳浩さん(28)が4日、同市芸術文化交流センターでトークショーに臨んだ。同級生や恩師らと一緒に野球に熱中した青春時代を振り返り、「好きだから頑張れる。継続して練習することが大事」と呼び掛けた。800人入る会場が満員の凱旋(がいせん)講演となった。

 丸さんは市立勝浦小学校、同勝浦中学校を経て千葉経済大学付属高校に進学。2度、甲子園に出場した。2007年、広島カープに高校生ドラフト3巡目で入団。13年、外野手として盗塁王を獲得し、翌14年にベストナインに選ばれ、17年にセ・リーグMVPに輝いた。

 トークショーには幼なじみの植村拓也さん(28)、中学時代、野球部監督だった荒井猛さん(59)、中学高校で後輩の吉野聡泰さん(27)が駆け付けた。

 マイクを握った主役は小学3年の時、植村さんから「一緒にソフトボールチームに入ろう」と誘われたが「ゲームがやりたいから断った」と会場を沸かせ、再び勧誘されて参加したことを明かした。

 中学では軟式野球部へ。荒井さんによると、一番最初に部活に来て、ひたむきに練習する才能豊かな教え子だったという。

 寮生活だった高校野球部では当初、遊撃手を任されたが「エラーばかり」。次いで投手に挑戦すると、「ストライクが入らなかった」と外野手になった経緯を説明。「甲子園での野球が一番楽しかった」と声を弾ませた。吉野さんからは「いつも夕食後に練習していた」と努力家の一面が紹介された。

 広島カープ入団後、走攻守そろった選手として頭角を現した。17年は打率308、23本塁打、92打点と3番打者として大活躍。リーグ2連覇に貢献した。

 しかし、「打撃に手応えはない。日々、野球技術は進化する。練習しかない」と、油断することなく視線を先に向けた。

 最後に野球少年に向け、「継続が大事。昔、練習をさぼったことがあり、やっていればもっと良い選手になれた。休むことなく練習を」とエールを送った。

◆市から特別表彰

 市は同日、丸さんが17年にセ・リーグMVPに輝き、広島カープでリーグ2連覇に貢献したとして、特別表彰した。

 猿田寿男市長は「素晴らしい成績を収め、心からお祝いしたい。夢と希望を与えてくれた。市の誇り」と表彰状を手渡した。

 丸さんは「生まれ育った市から、表彰されるとは思ってもいなかった。勝浦で応援してくれる方々に希望を持ってもらえるプレーをしたい」と話した。