ここから本文です

漫画資料の散逸防げ=超党派議連、収集センター整備へ法案

1/6(土) 5:20配信

時事通信

 超党派の「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」(会長・古屋圭司衆院議院運営委員長)は、漫画やアニメの原画など資料を収集、保管する拠点施設「メディア芸術ナショナルセンター」整備を柱とする法案を22日召集予定の通常国会に提出する。

 原画の海外流出や散逸を防ぐのが狙いだ。

 日本発の漫画やアニメなどの質の高さは世界で認知されており、海外の映像配信会社が「日本製アニメ」の買い付け競争を繰り広げることも少なくない。早急に資料の寄贈先としてセンターを整備し、「日本の宝として保全することが必要」(古屋氏)と判断した。

 同様の施設は麻生政権時代の2009年にも「国立メディア芸術総合センター」として構想が持ち上がった。しかし、野党は「国営漫画喫茶」と批判し、京都国際マンガミュージアムなど既存施設の存在を指摘。同年の政権交代後、建設費117億円は執行停止となった。

 ただ、既存施設では資料の劣化を防ぐデジタル化対応への手続きが煩雑という著作権法上の制約があった。新たなセンターは、国立国会図書館の支部機能を持たせることで、同法の特例が認められるようにし、保全機能を強化できるという。

 収集した資料は無償で閲覧できるようにするほか、展示にも活用する。漫画などに関心がある訪日外国人が「まずここに行けばよい」という場所にしたい考えで、最新作や国内各地のイベント情報にも触れられるようにする。新センターを設ける先は秋葉原周辺を想定している。 

最終更新:1/6(土) 17:23
時事通信