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大仁田が政界復帰!佐賀・神埼市長選出馬の背景

1/9(火) 11:30配信

東スポWeb

 元プロレスラーで元参議院議員の大仁田厚(60)が、佐賀・神埼市長選(4月8日告示、同15日投開票)に出馬する決意を固めたことが8日、分かった。カリスマプロレスラーとして活躍しながら、昨年10月31日に東京・後楽園ホールで7度目の引退試合を行い、その後の去就が注目されていた。しかし過去に2度、政界復帰を示唆しながら実現に至っていないのも事実で、そのカギを握るのはある衆議院議員の存在とされている。

 関係者によると大仁田は昨年、10回以上も神埼市を訪問した。地元支援者から出馬への熱烈ラブコールを受け、年末から年始にかけて熟考を重ねた結果、今年に入り出馬を決めたという。さっそく政治活動の拠点となる事務所を同市内で物色中で、正式表明へのタイミングをうかがっている状況だ。

 2001年7月の参議院選では自民党公認で初当選を果たし、当時の首相だった小泉純一郎氏(76)のもと“小泉チルドレン”の一人として活躍した。07年夏に国政は引退したが、政界復帰への思いが再燃したのは15年秋。同年10月の千葉・袖ケ浦市長選への立候補も検討したことがあった。

 その後は代名詞である電流爆破デスマッチのリングを中心に本職のプロレスラーとして活動しながら、地方行政への思いを強めていった。特に16年4月に熊本地震、昨年7月に九州北部豪雨の被害に遭った九州地方には、長崎出身の九州男児として気持ちを駆り立てられた。

 とりわけ熱い視線を注いだのが神埼市だ。実母・松原巾江さん(83)が佐賀県出身で、昨年9月17日に神埼市内の次郎体育館でチャリティー興行を開催したところ、台風に見舞われながらも400人近い観衆を集めて手応えをつかんだ。しかも現職の松本茂幸市長(67)は3期目で、改革を求める声も大仁田に寄せられているという。

 引退後の昨年12月3日に開催したプロデュース興行(東京・新木場)では「夢を全力で追いかけます。4月には結果が出ます」と話していたが、まさに同市長選を念頭に入れての発言だったのだ。

 ただしプロレスで引退と復帰を繰り返したように、政界でも「お騒がせ男」らしさを貫いている。06年2月には長崎県知事選への出馬を検討したが、この時は立候補せずに終わった(4年後の同知事選は出馬も落選)。さらには15年10月の袖ケ浦市長選では出馬を示唆するも、実現には至っていない。

 そのため「今回は本当に出るのか?」という懐疑的な見方があるのも事実だ。そのキャスティングボートを握るとされるのが「原口さん次第でしょう」(大仁田関係者)という声が上がっているように、元総務大臣の原口一博衆議院議員(58)の存在だという。昨年10月の衆議院選では神埼市を含む佐賀1区から無所属で出馬して当選した。参議院議員時代から親交がある大仁田も応援演説のため現地を訪れ、10月31日の引退試合には原口氏も訪れた。現地に強い地盤を持つ同氏の全面協力を得られるか否かが、行く末を決めることになりそうだ。

 大仁田は8日、出馬について本紙の取材に対し「いろいろな可能性を考えている段階です。もう少しすれば、きちんと話します」と答えた。引退からわずか2か月強。3か月後の同市長選に向けて「邪道フィーバー」が起こりそうな気配となってきた。

最終更新:1/9(火) 12:06
東スポWeb