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<天神3.8億円強奪>「首謀3人に現金報酬」実行役が供述

1/9(火) 14:30配信

毎日新聞

 福岡市中央区天神1の駐車場で昨年4月に金塊買い付け資金3億8400万円が強奪された事件で、新たに強盗傷害容疑で逮捕された山本浩容疑者(38)ら3人について、実行グループのリーダー格、東房義昭被告(44)=強盗傷害罪で起訴=が「奪った現金の一部を渡した」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。3人は容疑を否認しているが、福岡県警は実行グループの上位者として被害者の金塊取引情報を提供した上で現金強奪を持ちかけ、事件後に取り分を受け取ったとみて調べる。

 捜査関係者によると、東房被告は「強奪した現金の半分を他の実行役に渡し、残り半分のうち約4000万円を自分の取り分とした」と供述。残る約1億5000万円の一部が3人に渡ったとみられる。山本容疑者は金塊ビジネスに携わっており、金塊取引情報を提供した見返りなどの名目で実行グループに取り分を要求したとみて確認を進めている。

 また、3人のうち暴力団組員の小菅誠容疑者(41)は事件前から東房被告と面識があり、携帯電話の通話履歴などから事件前後に互いに連絡を取り合っていたことも判明。県警は、取引情報などは小菅容疑者を通じて実行グループ側に伝わっていたとみている。

 事件は昨年4月20日午後0時25分ごろに発生。福岡市中央区天神1の駐車場で、東京都の貴金属会社の会社員男性が金塊取引のため近くの銀行で引き出した現金3億8400万円を車に積み込もうとしたところ、男らに催涙スプレーを吹き付けられてスーツケースごと現金を奪われ顔などに軽傷を負った。【宮崎隆、菅野蘭】

最終更新:1/9(火) 21:18
毎日新聞