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<TPP11>茂木氏、メキシコ訪問 ベトナムとの仲裁調整

1/9(火) 19:49配信

毎日新聞

 米国を除く環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)の早期署名に向け、茂木敏充経済再生担当相は9日、メキシコを訪れ、グアハルド経済相と会談した。ベトナムが求める労働紛争解決ルールの適用猶予期間を巡りメキシコが反発しているため、両国の仲裁に当たるのが目的。茂木氏は12日まで滞在しペニャニエト大統領とも会談する予定で、2~3月の署名に向けた調整を進める。

 TPP11は昨年11月に大筋合意したが、なお4項目が継続協議となっていた。そのうちマレーシアとブルネイが凍結を求めた2項目は「凍結」で決着したが、ベトナムの「労働紛争解決ルールの適用を10年間猶予してほしい」との要求に対し、メキシコが「10年は長すぎる」と反発。茂木氏は昨年末から仲裁に乗り出しており、今回のメキシコ滞在中に決着させたい考えだ。

 ベトナムの問題が解決した場合、残る課題は、カナダが求める自国文化保護のための国内企業の優遇措置を巡る対応だ。日本の交渉担当者は「カナダの要求は受け入れない」と強調しており、要求を取り下げるように説得に当たっている。ただ、TPP11の早期署名に慎重姿勢を示しているカナダの対応次第では、10カ国での署名にかじを切る可能性もある。【浜中慎哉】

最終更新:1/9(火) 20:03
毎日新聞