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北朝鮮、平昌五輪に参加=「非核化対話」で対立―軍事会談開催で合意・南北

1/9(火) 15:56配信

時事通信

 【ソウル時事】韓国と北朝鮮の高官級会談が9日、軍事境界線にある板門店の韓国側施設「平和の家」で行われ、2月に開幕する平昌冬季五輪に北朝鮮が参加し、成功に向け協力していくことで合意した。

 また、緊張緩和に向けた南北軍事会談の開催などでも一致し、共同報道文を採択した。

 一方、韓国は、「朝鮮半島での緊張を高める行為」を互いに中止することを提案、「非核化など平和定着のための対話を早期に再開する必要がある」との立場を表明した。これに対し、北朝鮮は強い不満を示し、対立が表面化した。北朝鮮側はまた、「核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)などは米国を狙ったもので、同族を狙ってはいない」と主張、米韓合同軍事演習の中止を改めて求めた。

 共同報道文によると、北朝鮮は平昌五輪に高官級代表団や選手団、応援団、芸術団などを派遣する。先発隊派遣などを協議する実務会談を開催し、日程を調整することになった。

 南北はまた、「現在の軍事的緊張状態を解消しなければならない」という見解で一致し、軍事当局者会談を開催することで合意した。さらに、これまで採択された南北宣言を尊重し、南北関係に関連した問題を「朝鮮半島問題の当事者」として対話と交渉を通じ、解決していくことにした。

 韓国は会談で、五輪の開会式などでの共同入場、共同応援や、旧正月(2月16日)に合わせた南北離散家族の再会行事実現に向けた赤十字会談も呼び掛けた。

 一方、北朝鮮は、西海(黄海)地区の南北間軍通信回線を再開することを明らかにした。10日から運用する。この回線は2016年2月、韓国政府が北朝鮮南西部の開城工業団地を閉鎖した後、北朝鮮が対抗措置として断絶していた。 

最終更新:1/10(水) 8:49
時事通信