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「抗加齢医療」では“食事介入”に注目

1/9(火) 16:10配信

健康産業新聞

医療分野において老化の原因とされているのは「酸化ストレス」「糖化タンパク」「遺伝子」「細胞内老廃物蓄積」など。錆びない生活をいかに送るかがテーマになる。

健康産業新聞(UBMジャパン)

日本抗加齢医学会理事の満尾正氏は講演の中で、錆びない生活を実現する手段として「適切な食事」「適度な運動」「良質な睡眠」「心の平安・脳機能維持」「水分補給」「有害な環境を避ける」「サプリメントの利用」を重要な要素として例示した。中でも「適切な食事」についてはもっとも注目を集めている事象だ。

最近ではカロリー制限食の実践とともに、糖質の摂り過ぎへの注意、低GI食品の摂取、十分なタンパク質とビタミン、ミネラル、食物繊維の必要性が指摘されるようになり、抗加齢医療での食事介入が注目されるようになった。わが国の高齢者は体力が著しく向上しているものの、それらの多くが前期高齢者であることから、筋力の落ちた75歳以上の後期高齢者の要介護状態を防ぐことが課題となっている。少なくとも前期高齢者のうちに対策を講じる必要があり、中でも特に効果的なものが栄養と運動の介入であることが数々の研究報告によって明らかになっている。

骨粗しょう症を予防するだけの強い骨づくりや筋力の維持が不可欠で、バランスのとれた食事に加え必要に応じてサプリメントや健康志向食品を用いることがめられる。これらの栄養素では、カルシウム、マグネシウムといったミネラルのほか、ビタミンDやE、K、さらにアミノ酸、HMB、プロテイン、コラーゲンペプチドなどが用いられている。特にアミノ酸やプロテインの高齢者栄養分野での伸びは大きく、用途も拡大している。

最終更新:1/9(火) 16:10
健康産業新聞