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メイ英首相の弱さが再び露呈、内閣改造は混乱-重要閣僚は留任

1/9(火) 20:48配信

Bloomberg

英国のメイ首相は政権の再起動を目指し新年早々に内閣改造を発表したが、上級閣僚が首相の提案する人事を拒否するなど混乱を露呈。一段と難しい段階に入った欧州連合(EU)離脱交渉を成功裏にまとめようと狙うメイ首相だが、先行きに不安を感じさせる展開となった。

英首相府は8日に実施された内閣改造を政権幹部の「一新」と表現した。だが、別の役職を提案されたハント保健相とグリーニング教育相は首相に抵抗。ハント氏は留任を勝ち取り、グリーニング氏は2時間以上にわたる議論の末に横滑りを拒否し辞任した。

ハル大学の英国政治センター所長のマット・ビーチ氏は「メイ首相は自ら選ぶ内閣を組むことができず、少数の集団から人材を選択せざるを得なくなっている」と指摘。「過半数を確保していたとしても、保守党はEU離脱問題で完全に割れているため、首相が直面する決定は難しいだろう」と述べた。

ハモンド財務相、デービスEU離脱担当相、ジョンソン外相、ラッド内相は全員留任し、重要閣僚内の親EUと反EUの微妙なバランスを首相は維持した。

原題:May’s Weakness Resurfaces as Cabinet Reboot Falls Into Chaos (1)(抜粋)

Thomas Penny, Tim Ross, Kitty Donaldson

最終更新:1/9(火) 20:48
Bloomberg