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40年続く「命のリレー」 兵庫・佐用高校の校内献血

1/10(水) 7:30配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県立佐用高校(佐用町佐用)が40年近くにわたり、一年の始まりに校内で献血に協力する取り組みを続けている。学校を挙げての協力は全国的にも珍しく、9日には生徒や教職員30人が献血を行った。中には親が同校在籍時に参加した生徒もおり、「命のリレー」がつながっている。(河尻 悟)

 同校などによると、最初に校内献血があったのは1974年5月。80年からは1月10日前後などに「年始献血」として受け継がれ、95年と2007年を除き、毎年続けているという。

 県赤十字血液センター姫路事業所(姫路市下手野)の藤田嘉秀所長(61)は「高校でこれだけ継続しているのは例がなく、全国的にも珍しい」と話す。

 この日は、生徒26人と教職員4人が、中庭に横付けされた同センターのバスに乗り込んで献血した。

 初めて参加した農業科学科3年の男子生徒(18)=同町庵=は、父親も同校在籍時に献血したといい、「ずっと続いていると知り、父にも勧められてやってみた。気軽にできるボランティアだと思った」と話していた。

 同センターによると、県内の16~39歳の献血者は、15年度が延べ8万1773人で、10年前よりも約2割減っているという。少子化に加え、若い世代の機会が減っていることも背景にあるとみられ、高校生による呼び掛けやセミナーを開いている。

 藤田所長は「佐用高の活動は貴重で、若年層の献血推進に貢献している」と歓迎している。

最終更新:1/10(水) 8:52
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