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味・香り、優雅に鑑定 所沢で新春恒例「闘茶会」

1/10(水) 7:55配信

産経新聞

 利き酒のように香りや味で茶の産地を当てる伝統行事「闘茶会」が9日、所沢市内で行われ、着物姿の生産者ら39人が雅楽の調べが流れる中、日本古来の遊戯を楽しんだ。

 闘茶会は「茶歌舞伎」ともいわれ、唐時代の中国で発祥し、日本には平安時代ごろに渡来。当初は品質を鑑定し、味の優劣を競ったが、室町時代に現在の形に改まり、貴人の間で娯楽として流行したとされる。

 狭山茶所沢研究会が鑑定技術の向上を目的に開いている新春恒例行事で、今回で45回目。埼玉や静岡など茶どころ5産地の荒茶を用い、産地を隠したまま茶葉の外観審査を1回、煎じて飲む内容審査を3回実施。参加者は合計20点満点で競い、慎重に味や香りなどを確かめていた。

 荒茶は摘んだ茶葉をすぐ蒸して干しただけで、茶葉の特徴が出やすいという。

 審査の結果、茶生産農家の肥沼甚一郎さん(30)=同市北秋津=が1人だけ満点で優勝、所沢市長賞を獲得した。

最終更新:1/10(水) 7:55
産経新聞