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英メイ首相の内閣改造が混乱 閣僚の異動拒否、相次ぐ

1/10(水) 0:43配信

朝日新聞デジタル

 英国のメイ首相が8日、内閣改造に踏み切った。政権の立て直しをねらったものだったが、英メディアによると、別の閣僚ポストへの異動を求められたグリーニング教育相が反発して辞任するなど混乱した。

 英BBCやガーディアンによると、グリーニング氏は雇用・年金相への横滑りを打診されたが拒否。教育改革に意欲を示しており、8日夜ツイッターで「若者の機会均等がある国をつくるためできることをやり続ける」と説明。ハント保健相も別の閣僚ポストを拒否して保健相を続けることになった。同紙は「メイ氏の内閣改造が混乱」と報じるなど、求心力低下を印象づけかねない結果になった。

 昨年6月の総選挙で、メイ氏率いる与党・保守党は過半数割れに追い込まれた。昨年11月には国防相と国際開発相が辞任。12月には、過去の警察捜査で議会の事務所のパソコンにポルノ画像が見つかっていたと報じられていた政権実質ナンバー2のグリーン筆頭国務相を解任し、内閣改造で立て直しをはかる予定だった。今回の改造ではグリーン氏の事実上の後任にリディントン法相を充てるなどしたが、ハモンド財務相やジョンソン外相ら主要閣僚は留任した。(ロンドン=寺西和男)

朝日新聞社