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約半世紀前の淡水を撮った写真展 張学良と交流のあった医師が撮影/台湾

1/10(水) 14:51配信

中央社フォーカス台湾

(新北 10日 中央社)北部・新北市淡水の清朝英国領事官邸で、1960~70年代の淡水の様子を伝える写真展が開催されている。

「心所傾慕、阮疼的淡水~蔡坤煌医師鏡下的淡水」(仮訳:愛すべき淡水 蔡坤煌医師のカメラが捉えた淡水)と題された同展。日本統治時代の1922(大正11)年まれで、戦後、淡水の保健所で計25年間地域医療に携わった地元の名士、故・蔡坤煌医師の作品を、田園風景や山景色、建築美など全6テーマに分けて展示する。

蔡医師は中部・彰化生まれ。しかし、若い頃に移り住んだ淡水を終の棲家とし、診察や往診の合間を縫って地元の古跡や寺廟、風景などをカメラに収め続けてきたという。これら作品の数々は、淡水の歴史を伝える貴重な資産ともなっている。

多趣味で知られた蔡医師。日本統治時代には、野球選手として活躍したこともあったという。空気銃や切手収集などもたしなんだが、なかでもひときわ没頭したのが東洋ランの育成で、中華民国蘭協会の常務理事を務めたこともあった。1936年に中国大陸で起きた西安事件の主役、張学良や1945年、蒋介石の代理として日本の降伏文書に調印した何応欽なども無類のラン好きで、花を通じてこれら歴史上の人物とも交流があったという。

写真展は3月4日までの開催。

(黄旭昇/編集:塚越西穂)