ここから本文です

マエケン夫人・早穂さん ドジャース夫人会でワールドシリーズ応援「すごい世界を見せてもらった」

1/10(水) 11:00配信

東スポWeb

元局アナ 青池奈津子の「メジャーオフ通信」特別編(1)

 ドジャースの前田健太投手(29)はメジャー2年目を13勝6敗、防御率4・22で終えた。開幕は先発で迎え、ポストシーズンは中継ぎとジェットコースターのような一年だった。そんな目まぐるしい2017年を前田家はどう乗り切ったのか。妻・早穂さんに話を聞いた。3回にわたってお届けする。

【写真】前田を支える美人妻の早穂さん

 昨年のロサンゼルスのハイライトは?と問われれば「1988年以来、29年ぶりのドジャースのワールドシリーズ(WS)進出」以上のものはない。残念ながらアストロズに3勝4敗で敗れ、88年以来の世界一はならなかった。WS第7戦で敗戦した直後を早穂さんは「実はあまり記憶がない…」と振り返る。

「もう言葉にならないですよね。終わった瞬間は動けなかった。皆もそうでしたし、周りで泣いたり、ぼうぜんとしている人の姿を見て自分も泣けてきてしまい…。いろんな思いが、シーズンが始まった時から最終戦までの思いが全部出てきてすごく涙してしまったけれど…」

 いつも快活な彼女の声が震えている。試合が終わった瞬間の、静まり返ったドジャー・スタジアムの様子が思い出される。

 ひと呼吸置いて再び話し始めた早穂さんは「家族を含めての一体感がすごいんですよね。皆が、自分の夫や彼氏以外の選手に対しても声をからして応援していて。その姿に、私も絶対このチームで優勝してほしいって思ったんです。もちろん自分の家族って応援するけど、他の選手でも絶対打たれたくないってとこまで強く思ったのは初めてでした」と明かす。

 ドジャースの選手の奥様ガールフレンズ会の皆でお揃いのTシャツやパーカを作ったり、第7戦では願掛けで第6戦と同じ格好で行くなど、もともと仲の良い集まりがより結束力を強め、毎日のようにチャットで相談し合いながら応援したそうだ。

 そういえば、お揃いのジャケットを羽織ったやたら奇麗なブロンド美女たちとエレベーターに乗り合わせ、さすが米国のファンは熱心(熱狂的)だなと思ったことがあった。なるほど選手の奥様集団だったのか。

 早穂さんは、思い出しては笑顔になり、次第に本来の明るさが戻ってきた。

「どこかの新聞に『死闘』って書いてあって、まさにだなって。私、こんなに力が入ったのは初めてです。普段、結構淡々としていて感情を表に出すなどあまりしないタイプなんですが、気がついたらすごく盛り上がって(ガッツポーズ決めながら)『シャー!』とか『頑張れ~』ってずっと叫んでいて。夫じゃない人の名前も。ずっと手に汗握りながら応援していました。スポーツでこんなに感動させられるって、こんなに心を揺さぶられるんだーって。私どうしたの?って、知らない自分を見ました。本当に」

 本心はやはり「勝ってほしかった」だろう。

「そこに至るまでの道のりが長すぎて、すぐは想像できないですけど、また絶対にこの場所で応援したい、チャンピオンになってほしいですね」と早穂さん。

「でも、いい世界、すごい世界を見せてもらったな、と思いました。だってこんな経験、2チームしかできないんですよ。これだけのチームがある中で、私、すごいところに連れて来てもらっちゃったなと思って。その興奮はすごくありました。いい夢、見させてもらいました。夢心地でしたよ、本当に」

 ☆まえだ・さほ 1985年7月19日、千葉県生まれ。フェリス女学院大時代、テレビ神奈川「みんなが出るテレビ」でリポーターを務める。在学中に「ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター」の資格を習得。2008年4月、東海テレビにアナウンサーとして入社。10年10月末に退社後、フリーに転向。15年2月、初のレシピ本「前田家の食卓」(幻冬舎)出版。

最終更新:1/10(水) 12:16
東スポWeb