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他社と“職場共有” 日本上陸の「ウィワーク」は成功するのか

1/10(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 日本で成功するのか――。共有ワークスペースを運営する米協業オフィス大手「ウィワーク」は今月4日、三菱地所と連携し、東京・丸の内にも新拠点を3月に開設する計画を明らかにした。

 ウィワークは今年、日本に進出するが、六本木、銀座、新橋に丸の内が加わった。丸の内が最大規模となるというが、ちょっとイメージが湧いてこない。

「企業別に区切られた独立したオフィスに加えて、自分の場所が決まっておらず、どの机を利用してもよいフリースペースもあります。また、企業横断的な勉強会やイベントも開催されます。複数の企業が仕事場を共用して、新たなビジネスパートナーを見つけるのが狙いです」(業界関係者)

 確かに、同じビルの他社の人と交流することはあまりない。あいさつすらしないことも多い。しかし、中にはビジネスにつながる“隣人”がいるかもしれない。同じビルにいるのも何かの“縁”だ。共有ワークスペースは縁結びの場といえる。

 ウィワークは2010年創業。世界約20カ国で展開し、会員数は約17万5000人。日本ではソフトバンクグループと折半出資で日本法人を設立し、2月に六本木、4月までに銀座、新橋で拠点を開設する。丸の内の施設は、三菱地所が所有するビルに入居し、1400人を収容できるという。

 日本法人ウィワーク・ジャパンのヒル最高経営責任者(CEO)は「国際金融都市構想が進められる丸の内で、海外の会社や起業家と日本企業の協業を推進したい」と意気込みを語っている。

 はたして日本でうまくいくのだろうか。経済ジャーナリストの井上学氏が言う。

「日本法人に半分出資しているソフトバンクの出方を見極める必要があります。というのも、ソフトバンクは開放的なオフィスを提供して、技術力のある有望な企業を囲い込む意図を持っているかもしれないからです。狙いはAIやロボット分野です。そうではなくて、純粋にビジネス上の“出会いの場”となって、定着するなら、意外な“化学反応”なども起きて、ニュービジネスの拠点になる可能性を秘めていると思います」

 いろんな意味で注目だ。