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交通死者、半数が高齢者 全国ワースト9位143人 茨城

1/10(水) 7:55配信

産経新聞

 ■人身は33年ぶり1万件割る

 県警は、平成29年の交通事故死者数が、前年比7人減の143人で、全国で9番目に多かったと発表した。飲酒運転による死亡事故は昨年11月末時点で15件(前年同期比1件減)、死者数は15人(同4人減)でいずれも全国最多。一方、人身事故の発生件数は9681件(前年比774件減)で、平成13年から17年連続で減少し、昭和59年以来33年ぶりに1万件を下回った。(丸山将)

 65歳以上の高齢者の死者数は80人(前年比7人増)で、全体の死者数に対する割合は55・9%(同7・2ポイント増)と半数以上を占めた。死者の半数以上を高齢者が占めたのは、記録が残っている昭和51年以降で3回目。県警では昨年1月から県内全ての交番と駐在所で運転免許証の自主返納の受付を開始しており、運転に不安のある高齢者に対して免許の積極的な自主返納を促している。

 時間帯別では、午後4~6時の死者数が21人で最も多く、次いで多かったのが午後6~8時の20人で、薄暮時から夜間にかけて死亡事故が多かった。死亡事故の原因では「脇見漫然」が最多の41件で、次いで「運転操作不適」が20件だった。「速度超過」は17件で、割合でみると12・1%を占め、全国平均の4・6%を大きく上回った。

 このほか、地域別の死者数は「県南地域」が41人(前年比5人増)で最多。次いで「県西地域」が35人(同8人減)だった。平成28年には死者がいなかった「高速道路」では7人死亡している。また、自動車に乗車していた死者58人のうち、シートベルトを着用していなかったのは前年比9人減の29人。このうち、シートベルトを着用していれば助かった可能性がある人は17人いたという。

 県警交通総務課は「シルバードライバーセミナーなど高齢者対策に力を入れるとともに、引き続き飲酒運転の根絶に向けた取り締まりを行っていく」としている。

最終更新:1/10(水) 7:55
産経新聞