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【高校サッカー】1週間で5試合「過密日程」の声に高体連の見解は…

1/10(水) 16:45配信

東スポWeb

 8日まで行われた第96回全国高校サッカー選手権は前橋育英(群馬)の初制覇で幕を閉じたが、かねて問題視されてきた過密日程が再びクローズアップされている。

 昨年12月30日に開幕し、決勝戦が行われた1月8日までの日程で行われた今大会は、2回戦と3回戦、準々決勝と準決勝は休みなしの連戦。決勝戦で敗れた流通経大柏(千葉)の本田裕一郎監督(70)は、こう訴えた。「(大会を主催する)高体連はプレーヤーズファーストを掲げているのだから、運営最優先ではなく選手最優先にしてほしい。人間の体は24時間しないと回復しない。だけど連戦連戦になっている。何がいけないのか検証しないといけない」

 サッカーの常識では考えられないほどの日程。本田監督の意見に同調する指導者は多く、日本代表DF長友佑都もツイッター上で「高校サッカーの感動の裏で、決勝に上がった2校の日程見て驚いた。1週間で5試合。いろいろな事情はあるんだろうけど、もう少し選手ファーストで考えてほしいな。選手が潰れてからでは遅いよ」と問題提起したほどだ。

 この件について高体連サッカー専門部の滝本寛部長は「今の形が理想だとは思っていないが、いろいろな規則や制限の中で(大会を)運営している。ほかの種目もそうだが、全てプレーヤーのためというやり方は難しい」との見解を示した。

 高体連主催大会は教育の一環で開催されており、冬季休業期間を度外視して日程を延ばすわけにはいかない。スケジュールに余裕を持たせたとしても、費用面で出場校の負担が増える問題も出てくる。

 大会日程を延ばし、リーグ戦方式にすることを推奨する意見もある。だが一方では、連戦の中で負けたら終わりとなる一発勝負の重要性を強調する関係者がいるのも確かで、過密日程をめぐる論争の落としどころは見つけにくい。今大会から交代枠が通常の3人から5人に拡大したが、抜本的に選手の負担を減らせる改善案は存在するのか。

最終更新:1/10(水) 16:45
東スポWeb

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