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オケ結成で習志野に恩返し ゆかりの演奏家ら40人 “おらが村”の音楽水準さらに向上へ

1/10(水) 7:55配信

産経新聞

 習志野市と本県ゆかりの演奏家たちが“おらが村のオーケストラ”「習志野シンフォニエッタ千葉」を結成。12日、習志野文化ホール(同市谷津)でプレコンサートを開く。楽団員は「育った地域への恩返し」と意気込んでいる。

 提唱したのは同市在住のクラリネット奏者、横川晴児さん(67)。横川さんは「クラリネットで身を立てたい」とフランスに留学。パリ国立高等音楽院を卒業して帰国。クラリネット演奏や指揮者として活動している。

 習志野は音楽教育が盛んだ。小・中・高校の吹奏楽部などが全国大会に出場。最高賞などに輝いている。音大などに進学し、プロの演奏家として活躍している市民もいる。

 横川さんは「習志野に小さな室内楽団を結成し、郷土にお礼をしたい」と構想を練り、親しい演奏家に声をかけたところ、全国の交響楽団の団員や講師らが賛同。10~70代の約40人が結集した。市立習志野高校吹奏楽部出身の端山隆太さん(24)は「一緒に演奏できて光栄です。全力でやりたい。若者たちの憧れとなる楽団に」と笑顔で語る。

 楽団は習志野文化ホールを本拠地として活動を続ける方針だが、同ホールが今月中旬から1年間、改修工事に入るため、12日にプレコンサートを開催。今回はワーグナーのジークフリート牧歌やメンデルスゾーンの交響曲第4番イ長調「イタリア」などを演奏する。来年から本格的に活動し、年3回程度コンサートを開く計画だ。

 本番を前に楽団員は同ホールに集まり、横川さんの指揮で練習に励んだ。演奏の合間には明るい笑い声が響き、“おらが村のオーケストラ”らしい和気藹々(あいあい)とした雰囲気だ。

 横川さんは「フランスにはそれぞれの町や村に味わい深い楽団がある。習志野ならではのオーケストラに育てていく。また、地元の学校や施設に出かけて小編成の演奏や指導を行いたい」と意気込んでいる。

 同ホールの秋山智美館長は「素晴らしいコンサートを楽しみにしています。地域活動を通じて習志野の音楽水準をさらに高めていければ」と話している。

 プレコンサートは午後6時30分、開演。一般3500円。学生500円。問い合わせは同ホール(電)047・479・1212。

最終更新:1/10(水) 7:55
産経新聞