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2年ぶり南北会談 日本、対北融和を警戒 五輪参加は歓迎

1/10(水) 7:55配信

産経新聞

 日本政府は9日、韓国と北朝鮮の南北閣僚級会談で北朝鮮が平昌五輪への参加を正式表明したことを歓迎する一方、韓国政府が対北圧力の足並みを乱すことに警戒感を示した。小野寺五典防衛相はマティス米国防長官との電話会談で北朝鮮への圧力強化方針を重ねて確認し、韓国政府の融和路線を牽制(けんせい)した。

 菅義偉官房長官は9日の記者会見で「五輪・パラリンピックは平和の祭典だ。北朝鮮の姿勢は評価したい」と述べた。

 同時に「日米韓が連携し、北朝鮮に政策を変えさせるためにあらゆる手段を講じて圧力をかけていく」と述べ、圧力強化の維持が必要との考えを強調した。

 河野太郎外相も記者会見で「国際社会のメッセージをきちんと先方に伝え、北朝鮮の今の政策の先には明るい未来はないと認識してもらいたい」と述べた。

 日本政府は、北朝鮮の平昌五輪参加や離散家族再会といった「純粋な南北問題」であれば、異議を唱えない構えだ。

 しかし、人道支援や経済協力など対北朝鮮制裁の緩和につながるような協力には反対する考えで、南北会談の内容を情報収集した上で対応を決定する方針だ。

 南北会談にあわせて行った小野寺、マティス両氏の電話会談では「対話のための対話であってはならない」との認識で一致した。小野寺氏は国際社会の圧力が北朝鮮の対話姿勢を引き出したとの見解を示し、圧力継続の重要性を強調した。

最終更新:1/10(水) 7:55
産経新聞