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「ミチナル映画祭」明日開幕、岩切一空「聖なるもの」など自主映画5作を2本立て上映

1/10(水) 16:20配信

映画ナタリー

作家・映画監督の桜井亜美が主催する「『ミチナル映画祭』── 未知ナル僕ニ成ル」が、明日1月11日から15日にかけて東京・UPLINKにて開催される。

【写真】「したさきのさき」(他4枚)

「未知の自分になれる映画」をテーマに桜井がセレクションを担当した同映画祭。桜井は「邦画の未来を背負う5人の新鋭監督。彼らが突出した作家性とエンタメ性で描く、身近な世界の衝撃的な結末に、誰もが日常で押し殺していたもう1人の自分を発見する」とコメントを寄せた。

ラインナップにはMOOSIC LAB 2017長編部門でグランプリに輝いた岩切一空の「聖なるもの」をはじめ、PFFアワード2015で4冠を獲得した「したさきのさき」、人間に恋する“ゆきおんな”を描いた恋愛ファンタジー「ゆきおんなの夏」、PFFアワード2014で京都賞を獲得した特撮作品「怪獣の日」、そして桜井が監督を務めた「Girl recruits her “God”」が並ぶ。連日19時から2本立てで上映され、桜井と水野しず、ノーメイクス、柾木玲弥、津田寛治、中田クルミらゲストによるトークショーが実施される。アーバンギャルド・松永天馬らが出演するミニライブも。

現在、YouTubeにて同映画祭と各作品の予告編が公開中。また桜井が各作品に寄せたコメントは下記に掲載した。前売り券はUPLINKの公式サイトにて販売されている。なお12日と13日の上映は、すでに当日券のみの販売となっているので注意してほしい。

「ミチナル映画祭」── 未知ナル僕ニ成ル
2018年1月11日(木)~15日(月)東京都 UPLINK
開映 連日19:00~
<上映作品>
「聖なるもの」
「したさきのさき」
「Girl recruits her “God”」
「ゆきおんなの夏」
「怪獣の日」
料金:2000円

桜井亜美 コメント
「『ミチナル映画祭』── 未知ナル僕ニ成ル」について
渋谷の路頭に充満する、テン年代の欲望と衝動がつまった映画祭。私たちはそれを「ミチナル映画祭」と名付けた。邦画の未来を背負う5人の新鋭監督。彼らが突出した作家性とエンタメ性で描く、身近な世界の衝撃的な結末に、誰もが日常で押し殺していたもう1人の自分を発見する。セレクションのテーマは映画祭の名前通り、未知の自分になれる映画、だ。岩切一空監督「聖なるもの」、中山剛平監督「したさきのさき」、桜井亜美監督「Girl recruits her “God”」、亀山睦美監督「ゆきおんなの夏」、中川和博監督「怪獣の日」。各映画祭の賞を総ナメにした5人の監督が総出演。豪華ゲストと一緒に繰り広げる熱いトークと観客のエネルギーがぶつかったら、きっと宇田川町が新しい映画の風を呼び込む次の聖地になる。

「聖なるもの」について
太宰治が平成生まれで大学で映画を撮っていたら
きっとこんな映画を執筆したはず!
イソラワールドはメタフィルムと冷静な自己言及
で構築されたゴシック宮殿。きっとクセになる。

「したさきのさき」について
ぷち変態JKの決死の恋があんなエンディングを迎えるなんて、完全にしてやられる。女子の共感度マックスのテン年代ラブトーリーの金字塔。

「Girl recruits her “God”」について
家族はレンタルできる。日常はインスタ映えサービスで盛れる。
じゃあマンツーマンの神様も募集できるの? JK版キル・ビルの爆発するリベンジ・スピリットはかなりヤバい。

「怪獣の日」について
シン・ゴジラ前にこんなディープな怪獣と政治の映画があったなんて
東京タワーも戦車も壊さないけど、怪獣愛に充ちたこの作品ほど、怪獣
がいい仕事をする映画を他に知らない。脚本の勝利。

「ゆきおんなの夏」について
女子はみんな身体の一部がゆきおんな。
恋しても、燃え上がっても、雪は消えない。
だってそれまで熔けたら、自分をなくしてなんにも残らないから。
ファンタジーなのに切実なヒロインに共感度大。

最終更新:1/10(水) 16:20
映画ナタリー