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メイ英首相、内閣改造 対EUで「決裂担当相」新設検討

1/10(水) 7:55配信

産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は8日、内閣を改造し、与党・保守党の幹部人事も刷新した。昨年6月の総選挙で過半数議席を失ったほか、セクハラ疑惑などで閣僚の辞任が相次ぎ、弱体化した政権基盤を立て直し、通商協議に進む欧州連合(EU)離脱交渉などの重要課題を乗り切る狙い。

 デービスEU離脱担当相、ジョンソン外相、ハモンド財務相、ラッド内相ら主要閣僚は留任。コンピューターからポルノ画像が発見され、辞任したグリーン氏に代わってリディントン氏が内閣府担当相に就任。司法相にゴーク雇用・年金相、北アイルランド相にはブラッドリー文化・メディア・スポーツ相をそれぞれ横滑りさせた。

 保守党人事では人気のあるルイス移民担当相を党幹事長に起用した。

 9日も組閣は継続され、英テレグラフ紙によると、メイ氏は合意しないままEUから離脱する場合を想定して閣外相で「決裂担当相」の新設を検討している。EUとの貿易で世界貿易機関(WTO)ルールで関税復活に備える。EUと現状維持を目指すが、対EU強硬派にも配慮して不利な条件なら合意しない姿勢を示す狙い。

最終更新:1/10(水) 7:55
産経新聞