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パナソニック、テスラEV向け電池の中国生産を検討

1/10(水) 17:09配信

朝日新聞デジタル

 パナソニックの津賀一宏社長は9日、電池を納めている電気自動車(EV)大手の米テスラ向けの電池の生産について「将来、中国で展開する可能性がある」と話した。テスラは世界最大の自動車市場である中国でのEV生産に意欲を見せており、パナソニックはその動きに合わせることを検討する。

【写真】家電見本市「CES」の会場で朝日新聞などのインタビューに応じるパナソニックの津賀一宏社長=9日、米ラスベガス

 津賀氏は米ラスベガスで開かれている家電見本市「CES(セス)」で朝日新聞などのインタビューに応じ、明らかにした。中国・大連につくった電池工場では、昨年からテスラ以外のEVメーカー向けに生産を始めた。テスラ向けも中国で生産すれば、日米の工場から運ぶよりも輸送コストや関税の面で有利になる。

 一方、テスラの新車「モデル3」の生産は大幅に遅れている。津賀氏は米ネバダ州のテスラ工場「ギガファクトリー」を11日に視察する予定だ。同工場にはパナソニックの電池生産の設備があるが、生産を止めないようにするため、EV以外の電池に切り替えており、津賀氏は「現状を見て、テスラと話し合う」という。業績に与えるマイナス影響については「今年度については(他の事業で)カバーして公表値を達成する」と改めて述べた。

 また、津賀氏は「将来はインドが大きなポテンシャルがある。欧州も関税などを考えると、現地生産が求められる」とし、インドなどでのEV向け電池生産にも意欲を示した。(ラスベガス=岩沢志気)

朝日新聞社