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文科省「阪大に対応促した」 入試ミス指摘受け

1/10(水) 17:27配信

朝日新聞デジタル

 大阪大の入試で出題と採点に誤りがあり、本来合格の30人を不合格にしていた問題で、阪大に誤りの可能性を指摘した予備校講師が昨年9月、文部科学省にも指摘をし、文科省が「阪大に対応を促すことはできる」と回答していたことがわかった。文科省は阪大に「対応するように」と連絡した、と取材に説明。阪大は10日時点で「連絡を受けたか確認中」としている。

 東京都内の予備校講師、吉田弘幸さん(54)によると、昨年8月に阪大に指摘のメールを送った約2週間後、阪大の解答が正しい旨の返信があった。ただ、指摘への具体的な回答はなかったため、阪大に再度メールをしたが、返信はなかった。このため、同9月に文科省に問い合わせたという。

 文科省大学入試室の担当者は問い合わせを受けた9月中旬以降、阪大入試課に電話で「指摘に対応してください」と連絡したと説明した。記録はなく日付などは不明という。阪大は取材に「現時点で連絡を受けた記録はなく、記憶している職員はいない」とした。

 阪大などによると、問題をめぐっては昨年8月の吉田さんの指摘のほか、昨年6月と同12月にも外部から指摘があったという。だが、阪大が本格的に対応したのは3回目の指摘以降だった。(沢木香織)

朝日新聞社