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1日20時間プレイ、500万円以上を「ガチャ」に…増加する“ネトゲ廃人“対策は

1/10(水) 19:30配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 WHO(世界保健機関)が、病気の世界的な統一基準である「国際疫病分類」の最新版に「ゲーム障害」を盛り込むと発表した。

 草案では「ゲームをする衝動が止められない」「ゲームを最優先する」「問題が起きてもゲームを続ける」などと例示、生活に支障をきたすほどゲームに熱中する状態を「ゲーム障害」とするとしている。また、幼少期は進行が早いとし、診断に必要な症状の継続期間は「最低12カ月」としながらも、重症であれば短期間でも依存症であるとみなす方針だという。

 ネットゲームに熱中するあまり、「ゲーム障害」のような生活を送ってしまう“ネトゲ廃人“が日本でも急増しているという。内閣府のデータによると、ネットを利用する青少年の7割以上がネットゲームをプレイしており、街で話を聞くと、「丸一日、ずっと戦争ゲームとか『ウイイレ(ウイニングイレブン)』とかをプレステ4でやっていた。20時間くらいやっていたんじゃないかっていう。飯食う間も惜しんで」「24時間寝ずにやったことも数回ある。ハマったら止まらなくなっちゃうタイプで、1回に5万円の課金をしたこともある」など、ネトゲに依存しているという自覚がある若者も少なくないようだ。

 9日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、この問題について議論した。

■全部お小遣い…「ガチャ」に500万円以上を投入

 「現実の世界が第2の世界で、ネットの世界が第1の世界だと考えていた。ゲームが上手くない自分は生きている価値はないと思って、お金をたくさん使った」

 千葉市内の一軒家に歯科医の父親と暮らす櫻井慎太郎さん(24)がネットゲームにハマったのは中学1年生の時。高校生になり、大学受験を控えている時期には親の目を恐れ1週間ほど家出、ネットカフェに泊まってゲームをした。

 将来の夢も特になく、経済的に恵まれた環境で育った櫻井さんは、父親に促されるまま大学の歯学部に入学。しかし去年、映像系の大学に入学しなおした。「やりたいことを見つけたって父に相談したら、『やりたい仕事をやるのが一番だ』と」。

 机には4台の台のディスプレイが並ぶ。ゲーム用、調べ物用、LINEやTwitterなどの会話用、などと使い分けている。パソコンのスペックは2年ごとにパワーアップ。手汗防止の特製キーボードカバー、仲間たちとフリーハンドで話すためのマイク、腰に負担がかからない椅子など、周辺機器だけで総額40万円以上かけた。夜10時に始まる“ネトゲタイム“では、2つのゲームを同時にプレイ。

 ランダムにアイテムを獲得できるゲーム内の課金システム「ガチャ」にもお金を注いだ。「レアのモンスターやアイテムが出た時のアドレナリン出るみたいな感覚がたまらない」と、中高の6年間で200万円以上を投入、これまでに総額500万円以上を費やしたという。しかし櫻井さんにアルバイト経験はなく、資金はすべて親からもらったお小遣いだ。

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最終更新:1/10(水) 19:30
AbemaTIMES