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がんを経験したからわかること。「希少がん」ってなに?

1/10(水) 6:02配信

ホウドウキョク

希少がんとは・・・

NPO法人がんノート代表理事岸田徹です。
ぼくは25歳のときに、希少ながんになりました。

国立がん研究センター希少がん研究センターが発表した希少がんの種類

今回は、その「希少がん」について少しお伝えしたいと思います。

希少がんは、その名の通り「まれ」ながんを指します。

どう「まれ」なのかって言うと。

肺がん、大腸がん、肝がん、胃がん、乳がんなどはみなさん、1回ぐらいは聞いたことがありますよね。

この5つを5大がんといったりもします。

国立がん研究センター がん対策情報センターの2013年間がん罹患率によると男性の胃がんは人口10万人あたり、146.7例、女性の乳がんで117.5例です。

希少がんについては「新規に診断される症例の数が10万人あたり年間6例未満のがん」と定義されています。

つまり5大がんの約20分の1以下ですね。とても「まれ」です。

じゃあ、希少がんの種類ってどれくらいあるんでしょうか。

希少がんの患者数はがん全体の約15%~22%を占めていると言われています。

せっかくなのでもうちょっと細かく言うと、日本では約15%、欧州で約22%です。

その種類はなんと!約200種類!

がんの種類がとても多いのです。

だから、見たことも聞いたこともない「がん」も多く、たとえば、頭頸部において1%から2%程度の頻度の罹患率である腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)や皮膚がんの一種であるメラノーマ、全身の骨や軟部組織(脂肪、筋肉、神経など)から発生する悪性腫瘍の肉腫などがあります。

病理診断の結果、これらはがんの「顔つき」によって判断されますので、「できた場所=その名称のがん」とはなりません。

例えば、ぼくが5年前になったがんの種類も「胚細胞腫瘍」という希少がんのひとつです。精巣に出来たら精巣腫瘍、卵巣に出来たら卵巣腫瘍ともいわれます。

ぼくの場合は、初発時は首と胸とお腹のリンパ節やその周りにありましたし、再発時は精巣にできました。

また、希少がんの問題のひとつとして、希少ゆえにずっとわからず発見が遅れる場合があるということがあげられます。

希少がん患者の友人間の話では、「希少がんだったから普通の病院ではわからなくて発見が遅れたんだ~」という話はよくあるエピソードのひとつです。

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最終更新:1/10(水) 6:02
ホウドウキョク