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福岡3.8億円強盗 「被害者側と話ついてる」情報提供の容疑者、犯行持ち掛ける

1/10(水) 7:01配信

西日本新聞

 福岡市・天神で昨年4月、金塊買い付け資金約3億8400万円が奪われた事件で、事件を計画、実行したとされる東房義昭被告(44)=強盗致傷罪で起訴=が福岡県警の調べに「(同じ強盗致傷容疑で逮捕された)田中新也容疑者から『被害者側と話がついている』と犯行を持ち掛けられた」と供述していることが9日、捜査関係者などへの取材で分かった。金塊取引に関わっていた田中容疑者(40)、山本浩容疑者(38)は被害店舗に金塊を売却したことがあり、県警は仕事などを通じて事前に売買情報を入手したとみている。

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 捜査関係者などによると、東房被告は田中容疑者から取引情報を教えられ「話はついている。現金の運び役の従業員を殴って奪え」「従業員にも金を奪われることは伝えている」などと持ち掛けられたという。東房被告は田中、山本両容疑者と面識はなく、知人の小菅誠容疑者(41)を通じて知り合ったとみられる。

 さらに東房被告は奪った金について「実行役側と情報提供側で半分に分けた。自分の取り分は4千万円だった」と供述。県警は事件後の家宅捜索で東房被告の関係先から千数百万円を押収したが残りは見つかっていない。県警は現金の行方を追うとともに、取引情報の入手ルートについても捜査を進めている。

逮捕者は12人に

 事件は昨年4月20日正午すぎ、同市中央区天神1丁目の駐車場で発生。近くの銀行から現金を引き出したばかりの東京都の男性会社員が催涙スプレーを吹き付けられ、現金入りのスーツケースが奪われた。

 県警はこれまでに事件を主導したとみられる東房被告、小野田友一被告(41)ら東京や大阪に住む計9人を強盗致傷容疑で逮捕。8日には田中、山本、小菅の3容疑者を逮捕し、同容疑での逮捕者は12人に上る。

=2018/01/10付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:1/10(水) 7:01
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