ここから本文です

ベイカー茉秋インタビュー「挫折から這い上がる23歳が2018年再起を誓う」

1/10(水) 17:51配信

テレビ東京スポーツ

テレビ東京

東京・多摩市の国士舘大で全日本男子重量級の強化合宿が公開された。男子90kg級のベイカー茉秋が、昨年4月に右肩を手術してから初めて合宿に参加した。

2016年のリオ五輪では悲願の金メダルを獲得し一躍時の人となったが、昨年4月の全日本選抜体重別選手権で右肩を脱臼し手術。戦線離脱を余儀なくされた。それでも「一度柔道から離れて改めて柔道が大好きだと気付いた。手術が良い起爆剤になった。」畳から離れた時間が初心を思い出させてくれたという。味わったことのない挫折から這い上がる23歳が2018年再起を誓う。

Q.新年はどのように過ごした

肩の怪我で復帰が遅れているので年末年始は練習をしていました。母校(東海大浦安高)でずっと練習をしていました。

Q.右肩の怪我の具合

練習を始めたのが(昨年の)10月28日。まずは中学生を相手に徐々に始めて、年の終わりから実業団の選手と組み合えるようになって、70~80%良くなってきました。

Q.全日本合宿に参加するにあたって支障はないか

まだ怖さはあるが、一番最初に練習を始めたときに比べたらいい感じだと思います。

Q.2018年はどんな一年にしたい

リオ五輪が終わってから色んな経験をして自分の中では2016年で(五輪金メダルの)夢が叶った。そこから2017年の4月に右肩を脱臼してからまたいちからのスタート。

這い上がっていくしかないんだという状況になった。今はいちから挑戦者のつもりで畳にあがっているので、そういう部分では初心にかえることができているし、手術して良かったと思えるような結果が出たらいいなと思っています。

Q.ターゲットとする試合

2020年東京五輪の優勝が目標ですが、その前にも今年は世界選手権ありますし、来年も東京で世界選手権がありますし、欲を言えば両方優勝して東京五輪に出場したいという思いはあります。

まずは2月のグランドスラム・デュッセルドルフに出場するので、そこでしっかり結果を残して4月の全日本選抜選手権で結果を残して世界選手権の代表になれたらなと思っています。

Q.2017年の世界選手権は90kg級の個人での派遣がなかった

リオ五輪が終わってから口では「2020年東京五輪に出たい」と言っていたが、自分の中ではリオ五輪で金メダルの夢を叶えてから起爆剤がなかった。今回手術をしていい起爆剤になったと思うので、これをバネにやっていけたらと思います。

Q.2017年の世界選手権では日本男子から4人の世界チャンピオンが誕生。(高藤直寿 阿部一二三 橋本壮市 ウルフアロン)どんな思いで見ていたか

五輪では優勝したが、世界選手権では優勝していないので、そういう面でも世界選手権には出場して優勝したいという思いが強い。今回(世界選手権に)出られなくて悔しい思いをしたので、その思いを今年畳の上で全面に出して試合ができたらと思います。

Q.2018年のテーマ

「復帰」ですかね。

いちからのスタートなので、手術した後は右肩が全く上がらなかったので、そこからのスタートになったのでやっと重たいおもりを持ち上げられるようにもなりましたし、いちからのスタートというか五輪が終わってからどん底を見たので挑戦者のつもりで初心を忘れずにやっていきたいです。

Q.怪我で休んでいたからこそ気づけたこと

今思うと五輪で金メダルを獲ったのが21歳で早かったのかなと思います。でも一回夢を叶えてしまうとなかなか燃え上がるものがなかったというのが正直なところ。

一回肩の手術をしてまた一回柔道から離れて早く柔道に戻ってきたいって思いが強くなりましたし、「柔道が本当に大好きなんだな。」って思いに手術をすることで気付けた。全日本で合宿をしていることが嬉しいですしやっとここに戻って来られたことが嬉しいし、早く結果が出てまた井上JAPANで活躍できたらという気持ちです。

Q.畳の上でメディアに囲まれることが久しぶりでは

柔道着を着て取材を受けることが久しぶりですね。新鮮な気持ちですし、本当にいちからのスタートですし、それが新年なのでさらによかったと思います。

テレビ東京