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続報 ダカールラリー 菅原義正 競技2日目でリタイア「悔しい、しかしこれがダカールラリー」 35時間に及んだ砂との格闘

1/10(水) 4:59配信

J SPORTS

砂を掘り続けて11時間

世界一過酷と称されるダカールラリーに35回連続出場し、トラッククラスへ参戦の菅原義正(76歳・日野チームスガワラ)が、大会2日目にしてリタイアとなった。
しかし何とか走り続けようと、11時間に渡って砂を掘り続けていたと言う菅原に、現場の模様を聞いた

ドライバー、ナビゲーターは無事

菅原によれば、ペルー・ピスコでの競技2日目、現地時間1月7日午後3時頃、砂漠の中で横転寸前となりスタック(砂にはまって抜け出せない状態)。
その後脱出するために、菅原とナビゲーターの羽村勝美で11時間に渡って砂を掘り、少しずつマシンを水平の状態に戻していったと言う。

しかし、左前輪やリアの駆動部分の破損から、走行には修理が必要と判断。
1月8日午前9時頃、部品とメカニックを乗せたアシスタントカーが現場に到着。
炎天下の中、メカニックたちは十分な工具もない状態で、十数時間にもおよぶ修理を行った。そして何とか走る状態にしてキャンプ地を目指した。
キャンプ地にたどり着いたのは、1月9日午前2時過ぎ。スタックから実に35時間が経っていた。

結果的に3日目の競技スタートに間に合わなかったことなどから、菅原義正はリタイア。35回目のダカールラリーは、わずか2日間で幕を閉じてしまった。

万全の準備をしてもうまくいかないことがある、それがダカールラリー

2日ぶりにキャンプ地へ戻ってきた菅原は、
「何とか競技が続けられるように、はむちゃん(羽村ナビゲーター)と頑張ったんだけど…。
でも、これがダカールラリーですよ。簡単にうまくなんかいかない。いつも完走していても、体を鍛えて準備万端で、全てが順調でも2日目でリタイアしてしまうこともある。
でもね、だから面白いんですよ、うまくいかないからやめられないんですよ」

そう一気に言葉をつないだ後、力強くこう語った。
「悔しいですよ。
でもね今は、さあ来年どんなふうに戦ってやろうかってことで、アタマがいっぱいですよ。
私はやりますからね」

菅原のダカールラリーは終わらない。
2019年大会のスタートに向け、菅原義正の挑戦が始まった。

(J SPORTS 杉山友輝)

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最終更新:1/10(水) 4:59
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