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「クロレラ」市場再興の兆し -ヴィーガン食、ベジタリアン食として評価-

1/10(水) 16:20配信

健康産業新聞

クロレラが市場再興に向けて動き出した。藻活売場によるチャネル拡大、スーパーフードとしての再評価、機能性表示申請、機能性研究の進展――など、サプライヤー各社の取り組みが加速、市場再興の下地が整いつつある。欧米や東南アジアでは、「デトックス」「ヴィーガン」を切り口に、クロレラがブームになっているという。

健康産業新聞(UBMジャパン)

CGFで少量化設計を

クロレラの市場拡大のネックとなっているのは、「クロレラ=錠剤数十粒」のイメージ。豊富な栄養素を有していながらも、「クロレラは錠剤で」の固定イメージがネックとなり、スーパーフード・青汁・スムージーなどのアップトレンド分野で、頭角を現せずにいるのが現状だ。「クロレラ・インスタントパウダー」「微細品」をはじめ、汎用性を高めた原料開発は進んでおり、今後のアプローチに期待がかかる。

また、クロレラ抽出物「C.G.F(クロレラ・グロス・ファクター)」を再評価する声も。1日摂取量2~8gが主流となるクロレラ錠剤製品に対し、「C.G.F」で製品化することで少量化設計が可能となる。

野菜代替、機能性訴求の両立を

野菜代替素材としてのクロレラの市場性は高い。植物類では稀有なビタミンB12(0.22mg/100g)を含む点が大きなアドバンテージとなる。赤血球の生成、精神疾患に有効な「葉酸とVB12の同時摂取」が可能な天然素材であることが差別化に。欧米を中心に「ヴィーガン」「ベジタリアン」からクロレラが評価されているのはこの点にある。

マーケットイン戦略に商機

クロレラは、「総合栄養食として幅の広さ」が強み。「アンチエイジング」「腸内環境改善」「メタボ対策」「抗炎症作用」「アルコール対策」などの研究データを活用し、「(美容・アイケア・ロコモ対策などの)大型市場へのアプローチ」も進む抗炎症・抗酸化効果を有することからロコモ・サルコペニア対策・美容市場、ルテインを含有することからアイケア市場など、大型市場へのマーケットイン戦略に商機がある。

野菜代替素材としてのクロレラ、機能性素材としてのクロレラ――それぞれの市場を構築していくことが、市場再興のキーとなる。

最終更新:1/10(水) 16:20
健康産業新聞