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オプラ・ウィンフリーがゴールデングローブ賞で称賛されたスピーチを全文公開

1/10(水) 21:10配信

ELLEgirl

2017年、セクハラ事件を発端にあらゆる膿が出てきたハリウッド。この難局をいかに乗り越えるか注目が集まった第75回ゴールデングローブ賞の授賞式で、功労賞であるセシル・B・デミル賞を黒人女性として初めて受け取ったのは女優、司会者にしてジャーナリストでもあるオプラ・ウィンフリー。計3回スタンディング・オベーションを受けたスピーチでオプラが語ったことは?

【写真】2018年はブラック一色!第75回ゴールデングローブ賞の授賞式でベストドレッサーを探せ

ありがとう。ありがとう、(プレゼンターの)リース(・ウィザースプーン)。1964年、まだ私が少女だったころ、ミルウォーキーの母の家でリノリウムの床に座りながら、アン・バンクロフトが第36回アカデミー賞授賞式で最優秀男優賞を発表するのを見ていました(*1)。彼女は封筒を開け、文字通り歴史を作った5つの言葉を発したのです。「 The winner is Sidney Poitier.(受賞者はシドニー・ポワチエです*2)」。

ステージに登場したのは、それまで私が見てきた中でいちばんエレガントな男性でした。今でも覚えています。彼はホワイトタイ姿で、肌は黒人のものでしたーそして彼は皆から称賛を受けていました。私はそれまで黒人の男性があのように称賛されるのを見たことがありませんでした。少女だった私に、あのような瞬間がどれほどの意味をもたらしたのか、これまで何度も何度も説明しようとしてきました。人様の家々を掃除して、骨の髄まで疲れ切った母親が家に入ってくるのを見ていたひとりの子どもにとって。ですが、私ができることは映画『野のユリ』でのシドニーの演技、「アーメン、アーメン、アーメン、アーメン(*3)」を引用し、それを私なりの説明とすることです。

1982年、シドニーはまさにこの場所で、セシル・B・デミル賞を受賞しました。その当時も、そして今この瞬間、私が初の黒人女性として同賞を受賞する姿を見ている少女たちがいることにも、大きな意味があると痛感しています。これは本当に光栄なことですーーーこの会場の皆様、そしてここに至るまでの私の旅路を導き、支え、挑戦を与え、触発し続けてくださった素晴らしい男性たちと女性たちと今宵、分かち合うことができるのもこの上ない栄誉であり、特権です。『A.M. Chicago』(*4)で私にチャンスを与えてくれたデニス・スワンソン、それを見てスティーブン・スピルバーグ本人に「彼女が『カラー・パープル』のソフィアだよ」と言ってくれたクインシー・ジョーンズ、友情とはどんなものかをいつも教えてくれるゲイル・キング、そして(長年のパートナーである)ステッドマン・グラハム、あなたはいつも私の心の支えです。名前を挙げられるのは少しですが、本当にありがとう。

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最終更新:1/10(水) 21:10
ELLEgirl