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【Wリーグ】天皇杯の大敗にも挑戦を止めない大神雄子「ここからどれだけ自分を追い込めるか」

1/10(水) 11:40配信

バスケット・カウント

「決めるべきシュートをどれだけ決めるか」

文=鈴木健一郎 写真=鈴木栄一


大神雄子にとって現役最後の皇后杯が終わった。ライバルのJX-ENEOSサンフラワーズと当たった準決勝、開始5分でトヨタ自動車アンテロープスは、得点が大神のジャンプシュート1本のみの2-15と走られ、そのまま踏み留まれずに4-24と20点差まで突き放されてしまう。「連覇しているような強いチームには、決めるべきシュートをどれだけ決めるかが一つのポイント。そこが第1クォーターに出てしまいました」と大神は語る。

52-78の負けが大きすぎたからか、仲間が下を向かないためにチームリーダーとして取らなければいけない態度を自然体で取っていたであろう大神は穏やかな表情だった。「みんな気持ちも出ていたと思います。準決勝はみんなで勝ちにいっていたし、決して外したくて外してるわけじゃないので。だからこそ、見えないメンタルの部分で決めたい、決めたいっていう気持ちが全員に伝染しちゃったのかなと思います」と、それぞれ自分を責めているであろうチームメートに語り掛けるように試合を総括した。

残るタイトルはリーグ戦のみ。ここでもJX-ENEOSという強大なライバルをどう倒すかの一点が焦点となる。「バスケットはリングが高いところにあるので、高さは武器です。それに速さもあるし、アウトサイドも宮澤(夕貴)選手にしても岡本(彩也花)選手にしても本当に確率が高くて中と外のバランスも良いし、みんなが点数を取れるっていった意味では絞りにくいチームだと思います」と大神はライバルを評する。

「ブレない、崩れない、自分たちのバスケットを遂行する強さは、同じメンバーでずっと5年、6年やっていれば築ける部分で、それをみんなが徹底できる強さがあります。自分たちはまだ長岡(萌映子)選手にしても三好(南穂)選手にしても馬瓜(エブリン)にしても今年新しく入ってきたメンバーで、構築するには時間はかかりますけど、そうも言っていられない。この時間でどれだけ自信が持てるものを作り上げていくのかはこれからの自分たちに求められています」

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