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すごい挑戦…5千人が参加、東京五輪まで誰かが毎日フルマラソン さいたまで4年目 悪天候でもピンチなし

1/10(水) 10:30配信

埼玉新聞

 2020年7月の東京五輪まで2020日間、毎日誰かがフルマラソンと同じ距離を走り続ける「チャレンジ2020」の挑戦が4年目へ突入した。15年1月2日、埼玉県さいたま市南区の別所沼公園周回コースで始まった取り組みはこれまでの約1100日間で延べ約5千人が参加した。

 マラソンは毎朝9時にスタートし、同コースを毎日46周(42・195キロメートル)する。1人でも、職場や学校の仲間など、複数人でリレーして走ることもできる。これまで4~86歳の男女が参加し、最短タイムは16年9月1日にさいたま市消防局陸上部8人が記録した2時間18分。参加は県内ほか関東各都県からが多く、島根や宮城県、海外から参加するランナーもいた。

 主催するNPO法人「ヘリテージ」代表の楠田昭徳さん(74)によると、これまでに記録中断の危機はなく、「連続記録を重ねているのが浸透してきたからか、悪天候でも必ず参加してくれる」という。

 参加者の中には80歳を過ぎてからフルマラソンに挑戦する人もいれば、最初はボランティアから参加し、何度も完走する人も。楠田さんは「毎日走るなんて無理だと思う人もいる。でも、自分の心の中で壁を作らなければ乗り越えられる。高齢でもいつの間にかマラソンを走れるようになった人もいて、本人はそれに気付いていなかったりするんです」と、挑戦の輪の広がりを喜んでいる。

 8日は桜区の高校非常勤講師、宮島秀明さん(23)が1人で挑戦。昨年の競歩日本選手権8位入賞の記録を持つ宮島さんは「競技というよりチャレンジで、確実に前に進み、ゴールしなければならないという責任感を感じます。すごいチャレンジですね」と話し、スタートを切っていた。

 楠田さんは「残り日数も少なくなり、挑戦はペースに乗ってきた。五輪開催へ向けて無事にゴールし、この挑戦に関わってくれた皆さんと一緒に元気な日本を応援したい」と話している。

 日々の挑戦の結果はホームページで公開しているほか、出走エントリーも受け付けている。

最終更新:1/10(水) 10:30
埼玉新聞