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iPhone Xや8が子ども用スマホに変身、KDDIの“あんしんフィルター”が「深い」理由

1/10(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

KDDIは1月9日、「au 2018年 春モデル説明会」を開催。新型スマホやタブレットなど計7機種と新サービスを発表した。今回注目したいのは、同社の青少年向けフィルタリングサービス「あんしんフィルター for au」の機能拡張だ。端的に言って、「iPhoneを子ども向けスマホにする」ことに力点を置いた機能だからだ。

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iPhoneでもアプリの利用時間制限を可能に

あんしんフィルター for auは、KDDIがすでに提供していたフィルタリングサービス(月額無料)。他社が提供しているフィルタリングサービスと同様に、有害なサイトやアプリの利用を制限するサービスだ。

今回の発表であんしんフィルター for auには、「iOSでの利用時間制限(アプリ/Web)」「端末の利用状況照会」「ユーザーの位置情報検索」「遠隔ロックの解除」が1月25日から使えるようになる(利用状況照会のみ、4月下旬提供予定)。

中でもiOSでの利用時間制限機能は、他社で先行するWeb利用の時間制限のほかに、現時点ではKDDIだけだという「アプリの利用制限」にも対応した。具体的には「あんしんフィルター for au」アプリが、指定時間になるとiOSのアプリ利用制限機能をオン・オフすることで実現している。

具体的には、利用時間制限機能は、曜日ごとに1時間単位でアプリやウェブ閲覧の利用が制限できる。制限は一括制限やアプリ単位での指定などiOSの機能を使って細かく設定できる。また、子ども向けスマホに必須とも言える「親端末からの位置情報の取得」にも対応している。

古いiPhoneも「子ども用iPhone」に変身する

ここで注目すべきなのはサービス対象OSのカバー範囲だ。あんしんフィルター for auは、同社の販売するiOS 8.0以上のiPhoneやiPadで利用できる(ちなみにAndroidに関しても、Android 2.2以上のスマホやタブレットで利用可能)。

数世代にわたってiPhoneを使っている人なら、捨てずに余っているiPhoneがある場合も少なくない。こういったものも、アプリを導入することで「子ども用iPhone」に変身させられるというわけだ。

もちろんKDDIのサービスなので、子どもが利用するiPhoneはau回線で利用しなければならない。けれどもユニークなのは親回線の選択で、実はどのキャリアの回線からでも利用できる(設定や位置情報管理はWebアプリで行うため)。だから極端な話、親回線は格安SIMでもいい、ということだ。

auといえば2017年は格安SIMへのユーザー流出抑制にさまざまな対策を打ってきた。今回の「親回線はあえて囲い込まない」という選択も、同社ならではの回線契約にはこだわらず「au経済圏を広げる」ことを主眼に置いたサービス構築と言えそうだ。

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最終更新:1/10(水) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN