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備中松山城 無血開城150年PR 岡山、18~21日に無料公開

1/10(水) 23:46配信

山陽新聞デジタル

 岡山県高梁市教委は18~21日の4日間、国史跡の備中松山城(同市内山下)を無料公開する。備中松山藩が新政府軍に同城を無血開城してから18日で150年。“無料開城”によって、平和的解決で市中を戦禍から守った地域の歴史をアピールする。

 無料公開は午前9時~午後4時半。城内には無血開城に至る経緯などを紹介するパネルを新たに設置しており、各日午前10時~午後3時には市教委職員らが説明する。国重要文化財の二重櫓(やぐら)も特別公開する。午後5時からは城のライトアップを行い、18、21日はボランティアが甲冑(かっちゅう)姿で観光客を出迎える。

 慶応4(1868)年1月3日、幕府軍と新政府軍が衝突した鳥羽伏見の戦いを機に、備中松山藩は朝敵とされ、同11日、岡山藩に松山藩征討の命が下った。松山藩内では抗戦論もあったものの、同18日に城を明け渡した。

 現在、天守(国重文)が残る唯一の山城として知られ、観光名所になっている。市教委の三浦孝章文化財保護主事は「郷土の先人が戦いを避けてくれたおかげで、今の町並みがある。この機会に城下町・高梁の歴史を知ってもらえれば」と話している。