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【房総SNS映えグルメ】プリンのような食感 銚子名物「伊達巻きずし」発祥・大久保

1/10(水) 11:40配信

千葉日報オンライン

 正月のお節料理には欠かせない卵料理「伊達(だて)巻き」。千葉県銚子市では、分厚く甘いプリンのような食感のすしとして市内各地の店で提供され、名物となっている。この食文化の発祥の店として知られる老舗だ。

 店は江戸時代後期から続くとみられ、かつては料亭だったという。

 地元・銚子漁港に揚がったマグロ、キンメダイといった新鮮な魚を使ったすし、天ぷらなど、さまざまな料理が楽しめる。地域住民だけでなく、観光客からの人気も高い。

 銚子の伊達巻きずしは、130年ほど前に同店が考案した。当時、東京で流行していた伊達巻きを提供するに当たり、酢飯に巻くことを思い付いた。

 一般的な製法のものとは異なり、鶏卵、糖分をふんだんに使う。表面を確認しながら釜の火加減を調整し、じっくりと焼き上げる。焼き時間は、季節によって異なるという。かんぴょうやキュウリの入った酢飯に巻いて完成。甘い伊達巻きと、さっぱりとした酢飯との相性は抜群だ。

 船主が豊漁の際、漁師たちに他のすしとともに振る舞ったり、宴会で店を利用した父親が土産として家に持ち帰ったりすることも多かったとも言われ、今では地域を代表する味になった。店主の大久保勝司さん(73)は「握りずしなどの合間に食べるとまたおいしい」と教えてくれた。

 価格は1本3200円(前日までの予約制)。1切れ310円。

(銚子・海匝支局 田村理)

◇店舗情報

銚子市東芝町1-1(JR銚子駅下車徒歩5分)。営業時間は、午前11時~午後2時半と、午後5時~7時(ラストオーダーはそれぞれ終了時刻の30分前)。不定休。問い合わせは同店(電話)0479(22)0830。