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J1元年の長崎、“隠し玉”元豪州代表ハロラン獲得 新ユニホームでもサプライズ予告

1/10(水) 11:05配信

西日本スポーツ

 ゼイワンの次はA○Lですよ~!! 今季J1に初参戦するV・ファーレン長崎が9日、長崎市の諏訪神社で必勝祈願を行い、通信販売大手「ジャパネットたかた」創業者でもある高田明社長が今季の目標にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得をほのめかした。クラブは“隠し玉”として元オーストラリア代表のMFベン・ハロラン(25)の獲得を発表。選手たちが被爆の歴史を学ぶ平和研修を初めて行うなど、新たな仕掛けを次々と打ち出し、J1でサプライズを起こすつもりだ。

【写真】得点力アップのキーマンとして期待される長崎のファンマ

 テレビショッピングで鍛えた話術が、新年早々さく裂した。必勝祈願を終えた高田社長がJ1元年の抱負を問われたときだ。「目標を言ったらライバルチームが10倍くらい燃えるので…」と困った表情を見せたが、すぐに笑顔で続けた言葉は残留よりもはるかに上の目標だった。

 「キーワードは3文字。一番頭がAを目指したい。後は皆さんの想像に任せますけど、最後だけ言えばLですね」

 J1初参戦のチームで最高順位は2012年のサガン鳥栖で5位。来年のACLに出るにはリーグ戦で3位以内(2、3位はプレーオフからの出場)に入るか、天皇杯優勝が条件となる。高い目標だが、町の小さなカメラ店から年商1000億円超の企業に成長させたカリスマに不可能の文字はない。

 「監督や強化部がどこが足りないか精査した中で補強した。期待できる布陣ができたんじゃないか」

 元日本代表の徳永ら長崎・国見高OBを次々と獲得してオフの話題をさらうと、この日の必勝祈願に合わせて元オーストラリア代表でドイツ2部ハイデンハイムのハロランが完全移籍で加入すると発表した。184センチ、77キロと長身ながらスピードのあるシャドーストライカーで、14年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会では1次リーグ3試合に出場。高木監督も「代表復帰を目指す中で、日本で活躍できれば大きいと言っていた。ドイツは2部リーグでもレベルが高い。守備もできるし、性格もナイスガイ」と期待する“隠し玉”だ。

 周囲の期待を膨らませる補強だけでなく、高田社長は「人間性のある集団をつくりたい」と、選手やスタッフに被爆の歴史を知ってもらう「平和研修」を初めて開催。さらにこの日、アビスパ福岡や神戸、栃木で監督を務め、現在は日本協会で指導者を養成している長崎市出身の松田浩氏(57)が育成部長に就くと発表した。スピード感を持って策を打ち出した高田社長は「出した言葉を実践していく。アカデミー(育成)も変わります」と宣言する。

 10日に発表される新ユニホームについてもサプライズを予告。「ビジネスでは常にサプライズが求められている。楽しみにしてください」と呼び掛けた。昨季経営危機のクラブをJ1昇格へと押し上げた有言実行の仕掛け人が、今季もJの目玉になる。

西日本スポーツ

最終更新:1/10(水) 11:07
西日本スポーツ

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